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富士山と駿河湾を見渡す絶景スポット 隈研吾設計 日本平夢テラス


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日本平夢テラス

東京オリンピックの舞台となった国立競技場、目黒川沿いのスタバ、数々の美術館や図書館などなど。代表作が一体どれなのかわからないくらいの建築を手掛けてる隈研吾ですが、景色に関してはもしかしたら1番かもしれない静岡市の「日本平夢テラス」。

ここは海沿いの丘陵地から駿河湾に富士山、伊豆半島までを望める絶景スポットです。一度訪問したものの天候に恵まれず富士山も見ることができなかったので日を改めて再訪してきました。

隈研吾

もう説明のいらない日本を代表する建築家の一人です。およそ建築に全く興味のない方でも、隈研吾を知らない人はいないでしょう。その名を一般の方まで知らしめたのは、やっぱりザハ・ハディド案がボツになってからザハの後に担当した新国立競技場でしょう。

このブログでも最多登場回数を誇る建築家です。隈研吾の建築一覧はこちらから。
隈研吾建築マップはこちら
から。

隈研吾設計 国立競技場の見学会 「フィールド展望 スタジアムツアー」と「国立競技場スタジアムツアー」

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絶景!のはずだった

日本平夢テラスは、2018年竣工11月にオープンした静岡県の施設です。

標高300mの丘陵地「日本平」から、駿河湾越しに仰ぎ見る富士山、眼下に見える清水港、伊豆半島、南アルプスのパノラマビューは、まさに至福の絶景….のはずだった。

再訪した日は雨こそ降っていなかったものの、厚い雲に覆われ、富士山はおろか青空も見えない状態でした。

日本平夢テラス、初回訪問時の絶景と再訪の曇天と建築を参照ください。▼

晴天と曇天の展望テラス

3階の展望テラスは、深く庇状に張り出していて、木組の伝統的な枠組みの屋根の先に絶景が広がります。

初回訪問時の駿河湾と富士山の素晴らしい眺望です。再度この絶景が見られるものとばかり思っていましたが、まさか、まさかの天気でした。▼

再訪時は曇天で駿河湾までしか見えません。▼

しかし、ポジティブに捉えるのなら、建築巡りメインで行った場合、曇天だと人が少ないのが利点です。建築空間を思う存分堪能できます。

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八角形のジオメトリー

展望台は3階層です。1階は展示エリア。現在は検温と消毒をしてからの入館となります。

1階から3階まで階段で吹き抜けになっています。隈研吾らしく地元の静岡県産富士ヒノキをふんだんに使った温かみのある内装です。

中央吹き抜けはダイナミックに階段が横切ります。▼

奈良の法隆寺「夢殿」にヒントを得たという八角形のジオメトリーが美しい内部空間。この内部の美しさは曇天だろうが雨天だろうが変わりありません。▼

主体構造は鉄骨構造ですが、小屋組は木造です。

絶景ラウンジ

2階には、カフェ機能を備えたラウンジがあります。全面ガラス張りの気持ちいい空間。屋内だから寒い日だってゆっくりと富士山(見えれば)を眺めながらコーヒータイムができます。

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空中回廊

3階の展望テラスは、1周約200mの空中回廊がその周囲を囲みます。この回廊もウッドデッキになっていてよくある観光施設とは一線を画しています。▼

回廊は静岡県のテレビ放送を送信する集約電波塔日本平デジタルタワーを囲むように建設されています。▼

社寺建築のような外観

外装もほぼ木材でまとめられています。軒や小口などを細かく木で刻み、その陰影が伝統的な社寺建築を彷彿とさせます。隈研吾建築らしい日本らしさを携えた現代建築です。2020年3月の写真▼

ちょうど2年後に再訪なので、木がいい感じに馴染んできています。2022年3月の写真▼

蛇口みかんジュース

だいぶ余談ですが、日本平夢テラスの駐車場でもあり、ロープウェイ乗り場にあるお土産屋さんで静岡ならではの蛇口みかんジュースを発見したのでいただいてきました。

濃厚な100%みかんジュースは体に染み渡る美味しさでした。

1杯200円で小さめカップですが「なみなみ入れてくださいねー」と言われたので、本当になみなみ入れて、一気飲みしました。▼

日本平夢テラスは、できるなら晴天の日に行きたいところですが、曇天だと駐車場も展望台もすいていますよー

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基本情報

日本平夢テラス

開館時間:日~金 9:00 – 17:00、土 9:00 – 21:00 展望回廊は終日入場可能

休館日:第2火曜日(祝日の場合翌日休)、年末(12/26~12/31)

入館料:無料

住所:静岡県静岡市清水区草薙600-1  MAP

アクセス:
JR東静岡駅南口より日本平線日本平ロープウェイ行きバス約25分 「日本平夢テラス入口」下車
JR静岡駅北口11番乗り場日本平線日本平ロープウェイ行きバス約40分「日本平夢テラス入口」下車

車の場合:東名高速道路静岡IC・清水ICから約30分 新東名静岡ICから約35分
駐車場:200台

夢テラスから車で15分の場所にある谷尻誠・吉田愛のサポーズデザインオフィス設計のUMI▼

SUPPOSE DESIGN OFFICE 設計 駿河湾を望む シーサイドのライフスタイルショップ UMI

日本平夢テラスから車で25分ほどの静岡駅近くの美術館▼

白井晟一最晩年の美術館建築 静岡市芹沢銈介美術館 石水館へ行ってきた

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