ニューギャラリーオープン
渋谷のNANZUKA UNDERGROUNDのメインスペースが昨年10月より市街地再開発によるビルの建て替えのためクローズしていました。今回神宮前三丁目に新たなメインスペースを移転し、2021年6/5にニューオープンしましたので早速行って来ました。
ギャラリーのロゴは所属アーティストの空山基のデザイン、そしてビルの外壁は中村哲也のペイントが施されています。
ロゴはすぐに分かったのですが、中村哲也のペインティングというのが、馴染みすぎてわかりにくいです。写真だとシミっぽく見える線がペインティングです。▼
アップだと少しわかるでしょうか。中村哲也のサインがあります。▼
モリマサト展
柿落としの展覧会はモリマサト「Lonsdaleite Year」です。以前のギャラリーは地下でしたので、太陽光が入らないスペースでしたが、今度の場所は1Fと2Fで明るく開放的な空間です。2Fへはエレベーターで上がります。▼
モリマサトの展覧会は2016年以来です。1976年生まれのモリマサトは現在も徳島を拠点に制作活動をしています。巨大なペインティング作品と小さいドローイング作品と立体作品が展示されています。全て新作です。
ペインティングも立体もとても鮮やかな色彩です。▼
ここからエレベーターに乗って上階へ行きます。▼
2階は1階よりは少しコンパクトなスペースです。こちらにも1階同様ペインティングと立体と小さいドローイング作品が展示されています。▼
巨大なペインティング作品と立体はモチーフが同じです。まるで平面作品から飛び出てきたかのようですね。▼
作品のタイトルも同じです。▼
この作品も立体と平面のペアです。
ペインティングだけの作品もありますが、立体作品には必ずペアとなるペインティングがあります。
そして、この立体、実はブロンズ製なのでとても重いのです。カラフルな色彩に目がいってしまい、素材がブロンズであるとは思いませんでした。
東京都現代美術館で開催中のマークマンダース「マークマンダース の不在」 の作品も粘土で作った立体を型取り、実際はブロンズでできている作品が多いのですが、ぱっと見は粘土にしか見えません。
モリマサト作品も粘土で作った作品を型取りしたブロンズをペイントしています。まるで粘土のような柔らかそうなマチエールにすっかり騙されましたが、実際は激重のブロンズです。▼
帰りにギャラリーのニューオープンを記念して来場者にプレゼントしていると言ってもらったのがNANZUKA UNDERGROUNDロゴ入り消毒液でした。このご時世老若男女が使うものといえばこれですね。ありがとうございました。▼