愛知・岐阜で《建築とアートを巡る》その1に続いてその2です。
今回は、新幹線で降り立った名古屋でレンタカーを借りて日帰りで巡った旅です。
主に有名建築家が手がけた美術館・博物館を巡りました。初訪問あり、リピート訪問もありの旅です。
レンタカーあるいは車でないと今回紹介する全ての場所を1日で巡るのはちょっと難しいでしょう。公共交通機関を利用する場合は宿泊して巡るのがいいかと思います。
＜豊田市美術館＞
谷口吉生が手がけた公立美術館です。谷口吉生が手がけた建築はどこも端正で美しい。
特に豊田市美術館は、企画展も現代美術が多いので、建築もコンテンツも好きな場所です。
大きな水盤とシャープな建築。谷口吉生らしい組み合わせです。
中庭には、ダニエル・ビュレンのストライプの作品が設置されています。
基本情報
| 豊田市美術館
開館時間：10:00〜17:30 休館日：月曜日、年末・年始、展示替え期間 入場料：常設展は一般300円、高大生200円、中学生以下無料 住所：愛知県豊田市小坂本町８−５−１ MAP アクセス：無料駐車場あり |
＜豊田市博物館＞
坂茂設計で新しく建設された博物館です。
当然ながら、お隣の豊田市美術館の建築を意識し、リスペクトした上で設計されています。
基本情報
| 豊田市博物館
設計：坂茂 開館：2024年 開館時間：10:00〜17:30 休館日：月曜日、年末・年始、展示替え期間 入場料：常設展は一般300円、高大生200円、市内在住者と中学生以下無料 住所：愛知県豊田市小坂本町５丁目８０ MAP アクセス：無料駐車場あり |
＜日進市立図書館＞
かなり個性の強い建築です。この図書館を設計したのは、最高裁判所などを手がけた岡田新一です。他にもシンガポール大使館や港区立広陵中学校など近隣の施設、また北海道にある三岸好太郎美術館も岡田新一設計です。
これらに比べると日進市立図書館はかなり具象的な表現をしている建築です。日進市という市の名前にちなんでいるであろう太陽のデザインが施されている「太陽の塔」を筆頭に四隅に大きな箱形の建築を配置した図書館です。
月や星を想起させるデザインがあり、図書館全体で宇宙を表現している？！
基本情報
| 日進市立図書館
設計：岡田新一 開館：2008年 開館時間：9:00〜20:00 (土日月祝は17時まで) 休館日：月曜日、第1木曜日、年末・年始、特別整理期間 住所：愛知県日進市蟹甲町中島3番地 MAP アクセス：無料駐車場あり |
＜多治見市モザイクタイルミュージアム＞
藤森照信設計の藤森照信らしいミュージアムです。
内部も藤森ワールドですが、やっぱり外観ですね。芝生とファサードの色が同じで一体化している冬に行って正解でったかも。
基本情報
| 多治見市モザイクタイルミュージアム
設計：藤森照信 開館：2016年 開館時間：9:00〜17:00 休館日：月曜日、年末・年始 観覧料：500円、高校生以下無料 住所：岐阜県多治見市笠原町2082-5 MAP アクセス：無料駐車場あり |
＜セラミックパークMINO＞
磯崎新がてがけた美術館や国際会議場などの機能を持った複合施設です。
茶室や水盤などが配置され、元々の丘陵地の地形を生かした建築です。
基本情報
| セラミックパークMINO
設計：磯崎新 開館：2002年 開館時間：10:00〜17:30 休館日：月曜日、年末・年始 住所：岐阜県多治見市東町4-2-5 MAP アクセス：無料駐車場あり、土日はJR多治見駅から直行バスあり |
＜豊田市生涯学習センター逢妻交流館＞
こちらはおまけです。豊田市美術館と豊田市博物館の後に立ち寄ったのですが、なんと外壁工事中でした。がっかり！
この工事2025年6月末まで続くようです。
5月には足場は解体されるようですが、建築を見に行くなら7月以降が安心ですね。
ぜひ再訪したいと思います。
基本情報
| 豊田市生涯学習センター逢妻交流館
設計：妹島和世 開館：2010年 開館時間：9:00〜21:00 休館日：月曜日、年末・年始 住所：愛知県豊田市田町3-20 MAP アクセス：無料駐車場あり |
https://www.instagram.com/reel/DI04KDJy6sq/
