銀座シックス6Fの銀座蔦屋書店では、GINZA ATRIUMだけでなく、数カ所で同時に様々なアートを展開しています。本を探したり、スタバでコーヒーを飲むだけじゃない銀座蔦屋書店の魅力あふれるアートポイントの紹介です。
店内に展示されている名和晃平作品。現在両脇の2作品はKudan Houseで展示販売中なので銀座蔦屋書店には中央の作品しかありません。▼
GINZA ATRIUM
中央吹き抜けイベントスペースです。ここは銀座蔦屋書店のど真ん中なので、行ったことのある人で知らない人はいない場所です。
大ベテランの森山大道の写真展から若手のアーティストの展覧会まで幅広い展示をしています。
現在は、江上越の個展「星の時間」を7⽉31⽇(⼟)〜8⽉11⽇(⽔)まで開催中です。
江上越は、「Forbes 30 Under 30 Asia 2021」The Arts部⾨に選出された期待の作家です。
今回「書店」が会場であること、⾃粛期間中に読書をする機会が増えたことから、⽂豪をモチーフにしたポートレイトです。
さあ、どれが誰かわかりますか?▼
上の写真は、右側が三島由紀夫、左側が森鴎外です。▲
この作品が一番わかりやすいかな?川端康成です。▼
The CLUB
広くて開放的な中央吹き抜けGINZA ATRIUMとは違って、若干入りにくいスペースですが、現代美術のギャラリーThe CLUBがあります。現在、火〜金の12:00-16:00は予約制。平日16時以降と土曜日は一般公開しています。
現在開催しているのは、猪瀬直哉 個展「Vacation on the Blue」2021年07月03日(土) – 08月27日(金)です。プールをモチーフとする新作を中心とした展覧会です。▼
ギャラリーの中央にモチーフとなっているプールが!なんと涼しげな演出。▼
この展覧会とは別にThe CLUB主催のグループ展「THE STILL POINT – まわる世界の静止点」が歴史的建造物の旧山口萬吉邸/kudan houseで行われています。詳細はコチラを参照ください。
アートウォールギャラリー
スターバックスの横にある壁面です。過去には倉俣史朗のスケッチ展を開催していたこともあり、若手に限らず様々な展示を行なっています。
現在、気鋭アーティストを特集する展覧会シリーズ《銀座 蔦屋書店ART PARTY》の第8回⽬として片山高志個展「矩形の庭」2021.7.17-8.6 を開催していました。(会期終了)▼
人工物と自然の対比をモノクロームで描きます。▼
スターバックス前
スターバックスとエスカレーターの間の通路です。実は一番目を引く場所かもしれません。
現在は、三澤亮介「SUDDEN」2021年07月26日(月) – 08月15日(日)開催中です。
「SUDDEN」「突然」がテーマの新作で大型フォトアクリル作品です。
インフォメーションカウンター
古い⼯業⽤ミシンを⽤いた精巧な刺繍による作品を制作する⻘⼭悟の 新作展⽰“Everyday Art Market@GINZA TSUTAYA BOOKS”が8/7まで開催されていました。(会期終了)
青山悟はMizuma Art Galleryの作家です。▼
ブラックライトをあてると、文字が浮かびます。▼
大型本
蔦屋書店は本屋さんですから、書籍の販売には力を入れています。(当たり前)
有名どころだとヘルムート・ニュートンの「BIG NUDE」のような大型本ばかり集めたコーナーがあるのですが、そこで隈研吾の大型本「KUMA Kengo WOOD- Materiality of Architecture」を見つけました。2021.7.23に刊行されたばかりで、初版は30部、お値段55万円です。発行はCCCでした。▼
文化施設ではなくCCCの蔦屋書店ですから本はもちろんですが、全ての美術作品が売り物です。
近年は美術出版社を買収したり、CCCart LABを立ち上げたりして、アートでのお商売に力を入れているCCC です。
吹き抜けインスタレーション
蔦屋書店の行き帰りはGINZA SIXの吹き抜けインスタレーションを鑑賞しましょう。
現在展示されているのは、名和晃平の「変容の庭」です。専用アプリでARを鑑賞することができます。ちょっと難易度高いのでコチラを読んでからトライしてみるとスムーズかも。
暑さが厳しい今日この頃です。屋内で様々なものが見られる銀座蔦屋書店は空調が効いてて快適で、満足度が高いです。
銀座 蔦屋書店
GINZA SIX 6F
10:30~20:00 (2021.7/12〜当面)