直島に行って、なぜベネッセハウスに泊まるのか。その5つの理由をまとめてみました。
1.手ぶらで観光
フェリーで宮浦港についてから、すぐに観光したいですよね。だって宮浦港の周辺からすでにアートがいっぱいあるのです。でも、荷物があるからどうしよう。ってなりますよね?大丈夫なんです。
直島ではベネッセハウス宿泊者専用のシャトルバスが運行しています。ついたらすぐにそのバスに荷物を預ければいいのです。
観光してくたくたになってチェックインすると、ちゃんと部屋に荷物が届いているのですごい便利ー!
ベネッセハウスのシャトルバス。宮浦港のフェリーの時間に合わせて来てくれます。▼
2.専用シャトルバスで楽々
島内にはバスも運行していますが、私は一度も乗車したことがありません。なぜならベネッセの宿泊者専用のシャトルバスを利用するからです。
港に到着して荷物を預けると時刻表がもらえるので、宮浦港から本村まで、本村から地中美術館まで、地中美術館からパークまで、などなど宿泊者ならどこからどこまで何回乗り降りしても無料です。直島の足はこのシャトルバスで楽々です。
宿泊者にはこの タグが渡されるので、これを見せればシャトルバスに何度でも乗り降り可能です。▼
シャトルバスのドライバーさんは全部で10人くらいいるのですが、その中で今までに1人だけ、車内放送でガイドをしてくれる人がいました。
このドライバーさんに当たったら楽しいですよ。ただ、ドライバーさんまでは指名できないので出会えるかどうかは運です。
3.朝から晩までアート三昧
直島に行く理由の一つに「アート」があります。そのアートと一日中過ごせるのがベネッセハウスです。
ミュージアム
宿泊者は、ベネッセハウスミュージアムとパークのアートを朝の8時から夜23時まで鑑賞可能です。
ミュージアムは朝の8時から夜21時まで一般にも開館していますが、宿泊者以外で朝の8時から入場したり、夜の21時まで美術館に滞在するのは、島民以外は物理的に不可能だと思います。
夜のベネッセハウスミュージアム。まるでプライベートミュージアムにいるような気分にさせてくれます。▼
朝のミュージアム。光が本当に美しい。同じ作品も夜とは違った表情を見せてくれます。▼
パーク
宿泊者しか入れないパークのアートも見逃せない作品ばかりです。
特に宿泊者専用のラウンジから眺める杉本博司の硝子の茶室「光庵」は瀬戸内の海を背景に優雅でうっとりです。▼
ベネッセハウスパークの詳細はこちらを参照ください。▼
夜の南瓜
ミュージアムやパークの屋内作品だけではありません。夜の屋外作品だって散歩しながら鑑賞可能です。
夜の南瓜が水たまりに映って逆さ南瓜です。(2020年撮影)現在、修復中です。▼
というわけで朝や夜のミュージアムや屋外作品周辺にはほとんど人がいないし、とっても静かで、全ての作品を独り占めして鑑賞できる贅沢な時間です。
部屋のアート
部屋にもアートがあるので、夜は寝る寸前まで、そして朝は目覚めた瞬間からアートとの時間を過ごすことができます。
オーバルスイート404は壁全体が、デイヴィッド・トレムレット「ウォールドローイング・アット・ベネッセハウス #404」という作品です。▼
4.宿泊者限定プログラム
ベネッセには様々なプログラムがあります。
ギャラリーツアー(無料)
一般の方はベネッセハウスミュージアムの入場料が必要となりますが、宿泊者はミュージアムの入場無料な上にギャラリーツアーにも無料で参加できます。私は、数年前に久しぶりに直島に再訪したときに参加しました。
また、宿泊者しか鑑賞できないベネッセハウス内のパークのアート鑑賞はもちろんのこと、そのパークのアートを解説ガイドしてくれるパークアートツアーにも無料で参加できます。
文化大混浴・入浴体験プログラム(有料)
屋外アートの蔡國強の作品、文化大混浴・入浴体験プログラムに参加できるのも宿泊者のみです。これは体験したいと思っていますが、なかなか機会がありません。いつか入ってみたい。(要予約)
家プロジェクトツアー(有料)
朝と昼の2回、家プロジェクトツアーがあります。このツアーは宿泊者限定で行われています。
各回1時間半ほど、日本語による作品の解説のツアーです。
自分で内藤礼のきんざ含め全て複数回鑑賞していますが、一度解説を聞きながら鑑賞してみたいと思っています。
美術館の再入館(無料)
ベネッセハウス滞在中、地中美術館・李禹煥美術館・家プロジェクト・ANDO MUSEUMの再入館が可能になります。各施設の半券をフロントに、提示して再入館のためのスタンプを押印してもらうだけです。半券をなくさないようにしないといけないですね。
ジェームズ・タレルナイトプログラム(有料)
地中美術館では、ジェームズ・タレルのナイトプログラムがあります。これはすごく良かったのでおすすめです。
このプログラムは宿泊者限定のプログラムではありません。しかし、宿泊者でない人は夜の地中美術館に、自力で行き来できないといけないので、実質的には宿泊者限定のようなものです。
宿泊者は地中美術館までシャトルバスの送迎があります。私が参加した時は、全員宿泊者でした。
地中美術館のジェームズ・タレルナイトプログラムについてはこちらの記事を参照ください▼
5. 瀬戸内の朝
もしかしたらこれが一番の特典かもしれません。とにかく、朝は早起きして朝焼けで真っ赤に染まる瀬戸内の海とアート作品を堪能します。
オーバルからの眺め
特にオーバルからの朝は最高です。この美しさを目の当たりにすると、絶対また直島の朝を堪能したい!となるんですよね。
自然の美しさは何ものも敵わないなと思わせる光景です。▼
ベネッセハウスオーバルは刻一刻と色と光が変化する巨大なアート作品です。▼
ベネッセハウスオーバルの詳細についてはこちらを参照ください。▼
テラスレストランの朝食
瀬戸内の海と草間彌生の南瓜を眺めながらいただく朝食も忘れてはいけません。都会では絶対に味わえないとっても贅沢な朝食の時間です。
ベネッセハウスには一扇とテラスレストランの2つのレストランがあります。どちらとも夕食、朝食がいただけます。私は夕食は一扇、朝食はテラスレストランに決めています。夕食・朝食をどちらのレストランにするかは自分で選べます。
朝食会場のテラスレストランからの眺めです。▼
私は、今まで直島でベネッセハウス以外の場所に宿泊したことがありません。ですから直島に他にどんな宿泊施設があるのかも知らないのです。
今の直島があるのは100%ベネッセのおかげです。ですから、今後も直島ではベネッセハウスを利用するつもりです。
私が直島に行くのは、突き詰めればベネッセハウスに泊まるためです。そこで、なぜいつもベネッセハウスに泊まるのか、その理由を書き出してみました。皆さんの旅の参考になるといいなと思っています。
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