11月上旬に私が実際に青山・原宿界隈で私が実際に巡った展覧会を紹介します。
今回紹介する3つの展覧会は、ファッションブランドのアニエスべーが運営するギャラリー、時計ブランドのセイコーが広告の一貫として見せるインスタレーション、そして通常の現代美術のギャラリーの3つで、各々その運営方法や戦略が異なる三者三様の展覧会です。
いよいよ紅葉の美しい芸術の秋本番です。秋のアートギャラリー巡りの参考になれば嬉しいです。
アニエスベー ギャラリー ブティック
青山・表参道のアニエスべーの旗艦店の2階にあるギャラリーです。アニエスべーが運営するギャラリーで、フランス、ニューヨーク、香港に続く世界で4番目のギャラリーです。

ファッションブランドが運営するギャラリーは、今やたくさんありますが、ここも見逃せない場所の一つです。現在行われているのは小林健太の個展です。立体あり、平面あり、映像ありの多角的な表現をしているアーティストの個展です。


両脇が鏡のスペースで見る映像作品は、永遠に続く不思議な世界です。▲
基本情報
小林健太 「EDGE」
10月29日(土)-12月11日(日)12:00 – 20:00 会期中無休 入場無料 AGNÈS B. GALERIE BOUTIQUE/アニエスベー ギャラリー ブティック 港区南青山5丁目7−25 ラ・フルール南青山 2F MAP |
Seiko Seed
時計ブランドセイコーが展開する広告戦略の一つです。毎回かなりの予算をかけて開催しています。2019年クレドールのブランド戦略として青山で開催された中山英之、湯浅良介によるインスタレーションが記憶に新しいところです。

今回のイベントはseikoの情報発信基地として新しくWITH HARAJYUKUにオープンしたseiko seedでの展覧会です。
第一弾は、「からくりの森」と題して2人のアーティストクワクボリョウタ監修による影絵のインスタレーションとエンジニア集団nomena(ノメナ)による企画制作のインスタレーションが展示されています。
アートの展覧会というよりはどちらかというとアート寄りのイベントに近いかもしれません。



全ての作品に動きがあるので実際に訪問して本物をみるに限ります。またこのスペースでの今後の展開も期待大です。
基本情報
からくりの森
2022年10月20日〜11月20日 11:00-20:00 入場無料 会期中無休 渋谷区神宮前 1-14-30 WITH HARAJUKU 1F MAP |
MAKI GALLERY
天王洲に広大なスペースを持つMAKI GALLERYの表参道のギャラリースペースです。現在開催しているのはロンドンを拠点に活動する作家、アンドリュー・サルガドによる日本で初めての個展「The Lotus Eaters」です。

力強い平面作品が並びます。▲

基本情報
2022年10月15-11月19日 MAKI GALLRY 表参道 渋谷区神宮前4丁目11−11 MAP |