ここ最近人出の多い週末は引きこもっていますが、少し暑さの和らいだ夕方に散歩しながら恵比寿のギャラリーを廻りました。
NADiff a/p/a/r/t
恵比寿駅方面へ歩いて向かう時に通り道のNADiff a/p/a/r/t、最近は時短営業で木〜日の週4日のオープンになっています。
抜水摩耶「乱反射」
誰もが子供の頃に描いたような少女漫画風のタッチの作品です。
鷹野隆大インストア
2021.7.29—2021.8.29
13:00-19:00お店のフォサードの窓ガラスに展示してあるのは写真家鷹野隆大の作品です。実はこの作品は外側と中側では別の作品が展示されています。こちらは2016年制作の作品です。▼
店の中側の2019年の鑑賞者参加型作品「欲望の部屋」の記録写真です。▼
名もなき実昌個展 「未定のイメージ(白紙)」
地下にあるNADiff Galleryで開催しているのは、ワタリウム主催の水の波紋にも出品している名もなき実昌「未定のイメージ(白紙)」です。
水の波紋についての詳細情報はこちらから!
ギャラリーのある地下への階段を降りてみると何やら真っ白な絵がかけてあります。入り口にあるライトを作品にかざしてみると、ブラックライトに反応する塗料で描かれた絵が浮かんでくる仕掛けです。
真っ白の作品▼
ブラックライトを照射したところ▼
備え付けのブラックライトで鑑賞します。▼
MEM
NADiff a/p/a/r/tの3階にあるギャラリーです。MEMで現在開催されているのが、北野謙展「未来の他者/密やかなる腕」です。どこかで見たことあるなぁと思ったら2019年に東京都写真美術館で開催された「イメージの洞窟」に出品されていた作家でした。
生まれたばかりの赤ちゃんを撮影した『未来の他者』シリーズ▼
コロナ禍で撮影した日常や家族の写真を、たくさんの極小のプリントにして、家族全員の腕をセメントで型どった塊に貼り付けた彫刻作品のシリーズ『密やかなる腕』です。右上の作品は遠目には螺鈿のように見えて、そう思うと真ん中の腕は漆芸のようです。工芸的な匂いがするのはなぜでしょうか。▼
北野謙 展「未来の他者/密やかなる腕」
2021年8月17日(火)-8月31日(火) 月休 13:00-19:00
MA2 gallery
Window Gallery Project Vol.2 袴田京太朗 保井智貴
2021年7月27日(火)〜9月4日(土)
この展覧会は窓の外から鑑賞する前提の企画なので24時間いつでも鑑賞可能です。
会期中の毎週土曜13−18時のみギャラリー内での鑑賞が可能になります。
夜の方が室内の照明が点灯していて作品が見やすいです。開廊時間ではなかったのでギャラリーの中には入っていません。▼
3階までスペースのあるギャラリーですが、今回は上階に作品は展示されてないのかな?
壁面の黄色い立体が袴田京太朗作品、手前の白い人物が保井智貴作品です。
MA2では、昨年のコロナ禍で開催された「Window Gallery Project 袴田京太朗」からこのような窓の外から鑑賞する方式が取られ、今回はその第二弾です。
会期が終了間際の展覧会ばかりであまり役に立たない情報になってしまいましたが、残念ながら見られなかった方への何らかの足しになればと思います。