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日本画の専門美術館 山種美術館


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恵比寿駅から駒沢通りを青山方面へ行った先に日本画だけを専門的にコレクションしている山種美術館があります。1966年に開館したので今年で開館55年目を迎える老舗の私立美術館です。

日本設計によるオフィスビルワイマッツ広尾の1階と地下に美術館があります。▼

日本画の専門美術館 山種美術館

沿革

美術館の名称から分かる通り、この美術館は山種証券(現SMBC日興証券)創業者の山崎種二のコレクションを中心に1966年日本橋兜町に日本初の日本画専門美術館として開館しました。

1998年に設備の老朽化のため一旦千代田区三番町に仮移転しています。そして、2009年10月1日現在の場所渋谷区広尾に移転してきました。

日本画の専門美術館 山種美術館

創業者山崎種二の次男で二代目館長山崎富治は、旧安宅コレクションの速水御舟作品を一括購入したり、東山魁夷らに作品制作を依頼するなど、コレクションの充実を図りました。こうして収蔵された作品は現在約1800点にのぼります。

創業者の山崎種二が近代日本画を専門に蒐集したのは「贋作をつかまされる心配が少なく、値上がりの可能性が高い」と言う理由からとか。相場師らしいですね。

 

美術館概要

美術館は2009年に新築されたオフィスビル、ワイマッツ広尾の1階と地下です。上階はオフィスビルになっており、エントランスは共通なのでオフィス利用の人も出入りしています。

自動ドア入って左側にカウンターとミュージアムカフェがあります。右側にはエレベーターがあり、オフィス利用の人はエレベーターにて上階へ上がります。

エントランス入って正面には、美術館のアイコン的な作品加山又造の陶板壁画「千羽鶴」(縦2.5m×横4m×2面)が常設されています。

展示室は撮影禁止のため写真はありませんが、地下の展示室は企画展示室、山種コレクションルームと合わせて約650㎡あります。

2016年に開館50周年を記念して新しいシンボルマークを佐藤卓がデザインしました。写真上の青いロゴです。文字は日本画家安田靫彦によるもの▼

日本画の専門美術館 山種美術館

ミュージアムカフェ椿

山種美術館の1階にはミュージアムカフェ椿があります。ここは美術館の入館料を支払わなくてもカフェ利用だけが可能です。駒沢通りの銀杏並木を眺めながらティータイムを過ごすことができます。▼

日本画の専門美術館 山種美術館

日本画専門の美術館らしく、作品にちなんだ美しい和菓子がいただけます。▼

日本画の専門美術館 山種美術館

 

カフェメニュー

和スイーツは本当にどれもこれも美しいです。▼

日本画の専門美術館 山種美術館

洋スイーツもありますよ。▼

日本画の専門美術館 山種美術館

ドリンクメニューも珈琲紅茶抹茶中国茶とインターナショナルな品揃えです。▼

日本画の専門美術館 山種美術館

提供する数量や時間は限定されていますが、食事メニューもあります。▼

日本画の専門美術館 山種美術館

オーダーしたもの

洋スイーツの「雪うさぎ」のケーキセットです。金箔が乗った山種美術館らしいレアチーズケーキです。スイーツは洋ですが、ケーキセットのドリンクは今月のお茶のさくらんぼ緑茶にしました。ほんのりさくらんぼの香りがする爽やかなお茶でした。▼

日本画の専門美術館 山種美術館

東方美人にはお団子がついてきました。▼

日本画の専門美術館 山種美術館

 

横に長いカフェは、どの席も窓に近いので開放的でとても気持ちいいです。家具はあのカッシーナ・イクスシー製です。

日本画の専門美術館 山種美術館

美術館では季節ごとに様々なテーマの企画展を開催しています。たまには日本画の世界にどっぷりつかるのもいいですね。観賞後はやっぱりミュージアムカフェ椿に立ち寄って美しい和菓子をいただきながら余韻に浸りたいです。

基本情報

山種美術館

10:00-16:00 (土日〜17:00)月休

渋谷区広尾3丁目12−36 MAP

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