代々木上原の程近く井の頭通り沿いにある東京ジャーミイディヤーナトトルコ文化センターを見学してきました。
その立派な外観以上にすごいのが礼拝堂です。
誰でも自由に見学できる日本のトルコ、東アジア最大のモスクのレポートです。2022年3月再訪追記
礼拝堂へ向かう
荘厳で圧巻の空間!建築が巨大な工芸作品 東京ジャーミイその1<1階と外観>に続き、いよいよ礼拝堂へ。
まずは礼拝堂へ上がる階段の照明と天井の細工です。この照明、金の縁取りとグラデーションが施されています。いちいち凝ってて可愛い。
そして、天井は万華鏡のようなアラベスク模様。しかし、この凄さもまだまだ序の口だったのです。
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可愛い照明 |
礼拝堂の入り口
東京ジャーミイ礼拝堂の入口です。
アーチはその中心を入りなさいという意味。総大理石の外観に、これまたすごい細工だらけの扉です。
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入り口の天井部分です。
とにかくここに来たら、隅から隅まで観察しまくりの状態です。全てに均等に装飾が施されているんですから。息つく暇もないんです。
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礼拝堂の扉の細工もすごいことすごいこと!▼
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扉が木彫、螺鈿、べっ甲による工芸品です。▼
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もう、礼拝堂に入る前からため息がでるような作りに感動しました。
これだけの細工を施すのですから、そりゃトルコからの職人派遣人数が100人になるのも納得です。
これが礼拝堂の中!
さて、いよいよ中へ。もう、とにかく美しい。そして荘厳。
というかもうどんな言葉も陳腐に聞こえてしまう。表現できない空気の流れる場所です。東アジア最大というのも頷けます。
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礼拝堂の中に入った瞬間からポカーンと口が開いたままになってしまいました。だってスゴすぎる。
360度全部、どこをみても圧巻!▼
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ステンドグラスにモールディング、金工、木工、螺鈿、カリグラフィ、ここがどれだけ高貴で神聖場所であるかがわかります。▼
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細部もみてみましょう。
これは幾何学模様の螺鈿細工ですね。べっこうも使われています。上下には組み木、下部は木彫です。▼
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アラベスク模様とカリグラフィがステンドグラス、陶、木彫、組木、螺鈿、鉄細工、で構成されています。
ステンドグラスもよく見るつなぎの鉛線がなく、壁面を文様型にくりぬいているようにみえます。
ガラスとガラスのつなぎがどうなってるのか目をこらしてみましたが、高すぎてみえませんでした。鉛線がないのでふんわりと美しく、優しい印象です。▼
女性専用の礼拝スペース
礼拝堂の2階は女性専用の礼拝スペースです。男性は登ることはできません。
絨毯もアラベスク模様の縞模様で、横縞にそって横一列に並び礼拝をします。
イスラム教に上下はなく横一列の平等ということをあらわしています。▼
とにかく、本物のオスマン・トルコ様式の建築が見たいと思ったら、まずはトルコにいく前にここを訪れることをおすすめします。
コロナ禍で海外へ行けない今、代々木上原でトルコを感じることができる素晴らしい空間です。
注意点
礼拝中は写真撮影禁止ですが、礼拝が終われば撮影可能です。また、礼拝中の人の前を横切るのも禁止です。
礼拝堂の2階には男性は入ってはいけません。
女性は必ずヒジャーブ(スカーフ)を頭につけて礼拝堂に入ります。入り口に貸出用のヒジャーブが用意されています。コロナ禍で他人との共用が心配な方は自分で持参しましょう。
毎週土日は14時半から日本語ガイドがあります。予約は必要ありません。初訪問は絶対にガイドを聞きながら見学することをお勧めします。
日本語ガイドついては荘厳で圧巻の空間!東京のトルコでモスクを見学 東京ジャーミイその3<ガイド付き見学>続きます。
基本情報
10:00-18:00 見学自由 金曜の見学は14:30以降
ガイド付き見学については荘厳で圧巻の空間!東京のモスク 東京ジャーミイその3<ガイド付き見学>を!
東京都渋谷区大山町1−19 MAP
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