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石川の旅その1:安藤忠雄 設計 西田幾多郎記念哲学館


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石川県かほく市にある西田幾多郎記念哲学館へ行ってきました。
実はここはずっと前から行きたい行きたいと思っていた場所です。
今回念願の訪問となりました。

訪問した日は台風によるフェーン現象でとんでもない猛暑日でした。

駐車場から記念館へのアプローチは、
丘陵地の斜面を利用した広く長い階段庭園になっています。
この庭園階段が記念館の哲学的空間への期待を高めます。
 
広くて贅沢な階段庭園です。
都会ではここまで贅沢に空間利用することはできません。

 

中に入ると更に感動的な空間が広がります。
エントランスを入って左側に広がる円筒形の空間です。
ここは瞑想の空間「ホワイエ」です。
 
すり鉢上に吹き抜けが広がり、天窓からは陽の光が射し込みます。
神秘的な空間で思索にふけることができるのです。
まさに哲学的空間です。
 
設計の安藤忠雄が設定した建物のテーマは「考えること」。
そして、この記念館の核である「哲学」にとってもっとも大切なことも
「考えること」です。

 

この記念館には「考える」空間が随所に散りばめらています。
その中でも一番の肝となるのはこのホワイエです。
あー美しい。
わざわざ東京から訪問してよかった!

 

傾いた曲線のコンクリートが大きなガラスの天窓へと広がりながら向かっていく、
円に切られた青空が見える瞑想の空間です。
 
日本では浅草の金のアレが乗っかっているアサヒビール本社横の
スーパードライホールで有名な
フリップ・スタルクデザインの透明な椅子、
カルテルラ・マリーが映える本当に美しい瞑想空間です。
ジョセフ・アルバースの絵画のようです。▼
自然光が神々しい神がった空間▼
このミニマルさったら!▼
ずっと浸っていたい。
この瞑想空間はなんと入場無料で入れるのです。

 

 

最上階は展望ラウンジになっており、かほく市が一望できます。
しかもここも無料なんです。
のどかな景色を安藤建築から堪能できる。
なんて贅沢なんでしょう。
展望ラウンジからみた階段庭園▼
展示室へ向かう回廊▼
ここは有料ゾーンの「空の庭」です。▼
ジェームス・タレルを彷彿とさせる哲学的空間です
こちらは喫茶室テオリアです。▼
あまりにも暑くてソフトクリームを▼
安藤忠雄の解釈する哲学的空間の具現化ですね。
わざわざ行って本当によかった!

石川県西田幾多郎記念哲学館

石川県かほく市内日角
9:00~21:00 月曜休館
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