ニューオープン
2021年6月麻布台に新しいギャラリーがオープンしました。
そのRikkaギャラリーの場所は外苑東通り沿いで、現在森ビルによる麻布台の再開発計画が進んでいます。故シーザーペリのPCPA設計の高層ビルを建築中の場所は元は麻布郵便局でした。そのちょうど向かい側辺の飯倉ヒルズというビルです。”飯倉ヒルズ” という名称ですが森ビルとは無関係の古くからの雑居ビルです。
ギャラリーは少し前まで高級輸入車で有名な「アトランティックカーズ」のショールームがあった場所です。実はRikkaギャラリーもアトランティックカーズが運営していています。アトランティックカーズは1952年創業の老舗です。以前から輸入車販売と一緒にアート作品やアンティーク家具なども販売していました。輸入車で言うとアストン・マーティンやロータスなどを扱っていました。しかし、現在アストン・マーティンはローマン&ウィリアムス(ROMAN & WILLIAMS)がデザインした青山ビルヂングにアストン・マーティンジャパンがあり、アトランティックカーズの代理店契約は終了しまています。▼
Rikka galleryでの最初の展覧会は日本の現代美術作家、水戸部七絵と高山夏希の2人展「Humanity」です。もともとは車のショールームだったので広いです。▼
水戸部七絵
厚塗りのペインティングは水戸部七絵の作品です。
サイドから見るとそのレリーフのように絵具が盛り上がったペインテイィングだと言うことがよくわかります。また、そのモチーフとなっているのは全て人物で、70年代から現代までのいわゆる”スター”を描いています。▼
どれが誰だかわかりますか?
高山夏希
高山夏希の絵画は絵筆を使わず注射器で画面を埋めていくと言う特殊な方法で制作されています。その繊細で細やかな表現は少し遠目からだと刺繍のような織物のようなファブリックに見えます。おそらく極細の絵具の重なりが糸の集積のように見えるのだと思います。▼
描くモチーフは動物のような人間のような植物のような生命体です。
今回は表面がガラスのような小品「Water mirror」シリーズも出品されていました。
奥の映像に写っているのは水戸部七絵、手前の作品は高山夏希の作品です。▼
ニューオープン記念で来場者にはデニムのバッグのプレゼントがありました。▼
中にはMax Benjaminのアロマキャンドルが!写真はキャンドルが2個ですが、一つのバッグに一つのアロマキャンドルが入っています。▼
麻布台に近い東麻布には写真専門のPGIや現代美術を扱うTAKE NINAGAWA がありますので、これからは麻布台のRIKKA galleryと東麻布のギャラリーを一緒に巡りたいと思います。
HUMANITY
RIKKA GALLERY 事前予約制
2021年6月4日(金)~6月25日(金)11:00 – 18:00 日休
港区麻布台3丁目5−5 飯倉ヒルズ MAP