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自然の地形を生かした複合施設 磯崎新設計 セラミックパークMINO


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愛知県の豊田市美術館を久しぶりに訪ねて、その後岐阜県の名建築を巡りました。ひとつ目は藤森照信の独創的な博物館、多治見市モザイクタイルミュージアムです。

そして、もう1ヶ所巡ったのは、セラミックパークMINOです。全ての場所は車で巡りました。

セラミックパークMINOとは

セラミックパークMINOとは、岐阜県の多治見市にある、岐阜県現代陶芸美術館やイベントホール、国際会議場などがある複合施設の総称です。設計は磯崎新。開業は2002年です。

美濃焼だから美濃市にあるのかと思っていましたが、美濃市は和紙の里で、ここで言う美濃焼の美濃は、岐阜県の主に土岐市、多治見市、瑞浪市、可児市にまたがる地域のことを指すのだそうです。

ですから、セラミックパークMINOは美濃市にあるわけでなないんです。

磯崎新設計 セラミックパークMINO 写真:建築とアートを巡る
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磯崎新設計 セラミックパークMINOの建築

多治見市東部の丘陵地にあり、谷や尾根などの自然の地形をそのまま生かした建築です。

磯崎新設計 セラミックパークMINO 写真:建築とアートを巡る

ですから、セラミックパークMINOにはたくさんの美しい階段が設置されています。これは思いがけない出会いでした。

また、山の上にあるので、その眺めは国際会議場やイベントホールではなかなかありえない絶景でした。

磯崎新設計 セラミックパークMINO 写真:建築とアートを巡る

初訪問だったので、駐車場からのアプローチはとても長くて劇的です。

この先に何があるのだろうかという高揚感をマックスにさせてくれます。

セラミックパークMINOで何が見られる?

まず、駐車場からアクセスすると、長いアプローチを通り、屋上広場に到着します。ここからいきなり絶景です。

磯崎新設計 セラミックパークMINO 写真:建築とアートを巡る

屋上広場は、3階です。3階からエスカレーターで2階へ降りると、主に岐阜県現代陶芸美術館のエリアです。

屋外には水盤があり、そこから階下へ水が流れています。2階の水盤沿いには茶室がありました。残念ながら中には入れませんでしたが、上から眺めることが可能です。

とても広い施設で、屋外エリアと屋内エリアが丘陵地に広がっているので、自分が何階にいるのか一瞬わからなくなります。

磯崎新設計 セラミックパークMINO 写真:建築とアートを巡る

岐阜県現代陶芸美術館の館内には入っていないのですが、十分な展示室のある美術館だと想像できます。

イベントホールや国際会議場も一緒になっているので、美術館に訪れる人だけでなく、何かのイベントでもあるのかスーツ姿の男性もひっきりなしに出入りしていました。

地階は、カスケード広場と言われる親水広場になっています。隅から隅まで見学しようと思ったら結構広いので時間がかかります。

一般が出入りできるエリアは限られているので、想定していた時間内に見学できましたが、どこでも入れたら、多分時間が足りなくなったであろうと思います。そくらい大型の施設です。

この複合施設は、水と山と人と美濃焼が共生する場所なんだなぁと体感してみてわかりました。

磯崎新設計 セラミックパークMINO 写真:建築とアートを巡る

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セラミックパークMINOの場所

複合施設なので、十分な広さの駐車場があります。

公共交通機関だと多治見の駅からバスまたはタクシーでのアクセスとなります。

バスの場合は、平日だと目の前まで行くバスがないようで、最寄りのバス停から徒歩15分かかるようです。車で行くのが無難な場所です

▼磯崎新建築

基本情報

セラミックパークMINO

開業:2002年
設計:磯崎新

開館時間:10:00 – 18:00

休館日:月曜日、年末年始

観覧料:一般 340円、大学生 220円。特別展は展覧会ごとに異なる

住所:岐阜県多治見市東町4-2-5 MAP

アクセス:東海環状自動車道 土岐南多治見ICより約5分、中央道 多治見ICより約10分、土岐ICより約15分。
JR東海多治見駅よりバス。直行バスは土日祝のみ運行。

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