2022年10月上旬に私が実際に観に行った展覧会をレポートします。
アーティストの村上隆が運営する元麻布のkaikaikiki galleryで開催しているTENGAone/テンガワンの個展、西麻布のCalm&punk galleryのジョナサン・ザワダの個展、恵比寿MA2galleryの元永定正と岩名泰岳の二人展、同じく恵比寿Nadiff GalleryのアートチームSIDE COREの作品集刊行記念個展です。
Advertisementkaikaikiki gallery
TENGA oneは先日2年ぶりに開催された六本木アートナイトのメインイベントドラえもんにも参加していたkaikaikiki galleryのアーティストです。
グラフィティのアーティストTENGA oneが制作する支持体はMDFです。▲
MDFとは木材を繊維状にほぐし、接着剤などを配合してボードに成型した「繊維板」のことです。
MDFに描かれるのは、80年代や90年代の日本のロボットアニメを意識したモチーフや、作家が生み出したキャラクター達です。▲
ある世代には非常にノスタルジーを感じるモチーフですし、若い人や海外の人から見ると斬新で新しいと感じる作品なのかもしれません。▲
kaikaikiki galleryの畳スペースには小品が並びます。▲
一番巨大な作品は2点。すごい迫力です。▲
基本情報
TENGAone「MORE THAN MEETS THE EYE」
2022年9月30日(金)- 2022年10月22日(土) 11:00〜19:00 日月祝休 港区元麻布2丁目3−30 クレストビル B1F MAP アクセス:日比谷線広尾駅1出口徒歩8分 |
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calm & punk gallery
16歳からコーディングを始めたという作家の個展です。
ギャラリー内は赤い照明が点灯し、なにやら怪しい雰囲気。デジタルとアナログを横断する作品が並びます。▲
タイポグラフィック・ステートメントのシリーズはポスターのような仕様の作品▲
機械学習の画像生成ツールが生成したものを主題にして描いたポートレートのシリーズ▲
ポートレートは全部で4点並びます。▲
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基本情報
Jonathan Zawada ジョナサン・ザワダ「On Burning Mirrors」 港区西麻布1-15-15 浅井ビル1F MAP アクセス:アクセス:東京メトロ千代田線乃木坂駅から徒歩8分、東京メトロ・大江戸線六本木駅から徒歩15分、東京メトロ日比谷線広尾駅から徒歩15分 |
MA2 gallery
元永定正と元永を師と仰ぐ岩名泰岳の2人展です。
展覧会タイトルの「ほんせん」は、ふたりが出会ったローカル線(JR 関西本線)に由来しています。▲
JR関西本線の切符がありました。
岩名泰岳の作品▲
元永定正の作品▲
元永定正の作品▲
会場にはただひたすらJR関西本線を走る様子を捉えた映像が流れています。
岩名泰岳の故元永定正へのリスペクトが溢れる展覧会となっています。
基本情報
ほんせん 元永定正 岩名泰岳
2022年9月17日(土)- 10月15日(土) 13:00-18:00 日月祝 休 (火アポイント制) 渋谷区恵比寿3-3−8 MAP アクセス:JR 恵比寿駅 東口徒歩10分、日比谷線広尾駅徒歩8分 |
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Nadiff gallery
SIDE COREは、高須咲恵、松下徹、西広太志で構成されたアートチームで、2012年から活動をしています。
この展覧会は2021年に青森公立大学 国際芸術センター青森(ACAC)で開催された、SIDE CORE / EVERYDAY HOLIDAY SQUAD個展「under pressure」の記録集刊行記念展です。
「under pressure」でテーマとした青函トンネルのリサーチに関する作品シリーズの新作を展示しています。▲
映像作品もあります。▼
基本情報
SIDE CORE / EVERYDAY HOLIDAY SQUAD 「under pressure note」 2022.10.06[木]—2022.11.20[日] 13:00〜19:00 月火水休(祝日は営業)
渋谷区恵比寿1丁目18−4 NADiff A/P/A/R/T 1F MAP アクセス:JR恵比寿駅徒歩約 |