初の大規模個展
設立15周年を迎えるrhizomatiks/ライゾマティクスですが、意外にも大規模個展は初という事なので、早速初日に会場となる東京都現代美術館へ行ってきました。
ライゾマティクスって?
「メディアアート・広告・エンターテインメント・建築・都市開発まで、様々な領域でリアルとオンラインを横断しながら活動の幅を拡張し、統合的なクリエイティブ力を培ってきた株式会社ライゾマティクス」
そう、会社なんですね。2021年1月末より株式会社アブストラクトエンジンへと社名変更したとはいえ、民間の会社組織の展覧会を公立の美術館で開催ってなんだかすごく違和感覚えます。でも、今や物故だけでなく現役デザイナーまでもが、コレクションは持たないという異質な存在とはいえ国立の美術館で展覧会をやっちゃうくらいですから、日本の場合はアリなんでしょうね。
予約制
直近の石岡暎子展で非常事態宣言中にもかかわらず大混乱を引き起こした反省なのか、今回は緊急事態宣言中(3/20.21の二日間だけ)予約制を導入だそうです。とはいえ、招待券等は予約の必要はありません。
また、デバイス付き入場券というのがあり、予約の時に普通の入場券かデバイス付きかを選択するようですが、予約なしの私は必然的にデバイスなしコースです。ですからデバイスって何?っていう情報は残念ながらありません。
展覧会場
会場見取り図と撮影についての注意書きです。撮影可能エリアであってもモニターを撮影することはできません。動画も全エリアにてNGです。写真OK動画NGでも無視してるのか、気づかないのか動画を撮ってる人がどの展覧会でも必ずいますが、今回は各展示室内で係の方が「動画の撮影はご遠慮ください」とアナウンスしているので結構厳しいです。アナウンスが効いているのか動画を撮ってる人を見かけることはありませんでした。
展覧会の様子▼
Rhizomatiks X ELEVENPLAY
見取り図でいうBの展示です。これは手前のプロジェクターによる映像鑑賞と奥の長細い展示室でのライブ鑑賞の2段階です。手前のプロジェクター投影の前は狭いので混み合っています。▼
左がライブ、右はパフォーマーを合成したプロジェクターの映像▼
奥の細長い展示室は並んで鑑賞する感じになります▼
映像インスタレーション(約7分)→ インターバル(たしか2分)→ 映像インスタレーション→ インターバル(カウントダウン)→ 映像インスタレーション のループです。
R&D
見取り図のC/Dです。ここは覗きのモニターで、混み合ってしまい観にくいです。
Rhizomatiks Archive & Behind the scene
ここはモニターによる映像と展示ケースによる展示です。モニター側は撮影禁止だけど、展示ケースはOKという曖昧な場所です。そして、ここが一番混み合ってました。
展示ケースが横に一列に並んでいて、その反対側の壁にモニターがずらっと並んでます。そのモニターの映像を立って鑑賞というスタイルです。
particles 2021
この展覧会のためにバージョンアップしたparticles(2011年)です。こちらも同様にインターバル(カウントダウン)ののちスタートして、終わるとまたインターバル(カウントダウン)の繰り返しです。
こんな感じで並んで座って観ます。だいたい2分くらいです。カウントダウンが4分なのでインターバルの方が長いです。▼
ライゾマテイクスと同時開催の「マーク・マンダースーマークマンダースの不在」についてはこちらを!
予約制は緊急事態宣言中だけということですから、今後はまた石岡暎子の悪夢再びにならないことを祈るばかりです。
ライゾマティクス_マルティプレックス
2021年3月20日(土・祝)~ 6月20日(日)
10:00~18:00 月休 コレクション展は当面休室