プロッタで描かれたアルファベッドたち。
渋谷ヒカリエの8Fで無機質なんだけどなぜかセクシーで美しい英字に出会った。
グラフィックデザイナーが発信するプロッタで描かれた英字の展覧会だ。まずはどんなものなのかみてもらうのが早い。
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| Plotter Drawing |
これは展覧会ポスター。なんの展覧会なのかあまりよくわからないが、スタイリッシュなビジュアルだ。そして、会場風景はこんな感じ。モノトーンですっきりした空間となっている。
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とにかく、A からZ までアルファベットがさまざまな姿で描かれている。色はブラック1色のモノトーンだ。何で書かれているかというとこのプロッタというマシーンだ。プロッタというのはベクターイメージを印刷するコンピュータの出力機器だ。
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このプロッタドローイングという技法で作品を制作しているのが深地宏昌。深地の言葉を引用すると
ー「紙に直接筆記具で描くこと」でしか生まれない良さを信じています。均質で制御されたデジタル表現が広がりつつある現代社会ですが、視覚を駆使する体験は失われるべきではありません。人の視覚を刺激するような表現を生み出したい、PlotterDrawing にはそういったメッセージをこめています。ー
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人の手跡を削ぎ落としつつも紙にペンで描くという行為はそのまま残したドローイング。人間の手技とデジタルの間のニッチな表現が目新しいのはなぜなんだろうか。不思議な感覚を覚えながら展覧会を鑑賞した。
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展覧会のアートディレクションは今年シアという会社を立ち上げたグラフィックデザイナーの竹林一茂だ。このドローイングを1冊にまとめた豪華本があったがこの装丁も美しく仕上がっていた。
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二人のデザイナーのコラボレーションからうまれたこの展覧会は、デジタルに侵されすぎた現代人になにか訴えているように感じた。
UNCONTROLLED TYPES by Plotter Drawing 展覧会情報
2017.10.3−10.15
11:00−20:00(最終日17:00)
ヒカリエ8F CUBE1.2.3
入場無料



















