渋谷公園通りの渋谷公園通りギャラリーとその向かい渋谷PARCO内、NANZUKA2GとOILby美術手帖山口幸士「日々」を周りました。
東京都渋谷公園通りギャラリー
現在、ギャラリーではアール・ブリュット2021特別展「アンフレームド 創造は無限を羽ばたいてゆく」を開催中です。
アール・ブリュットはフランスの画家ジャン・デュビュッフェ/Jean Dubuffet によって提唱された言葉でアウトサイダーアートと言われることもありますが、現在は、広く専門的な美術教育を受けていない人などによる、独自の発想や表現方法を持つアートを言います。
今回の展覧会は国内外の11人のアール・ブリュットの作品を見ることができます。
与那覇俊の作品▼沖縄県在住で、必ず左下から描き始めるんだとか。大学生の時に精神疾患を発症し、それがきっかけで制作をするようになりました。
北海道在住の佐藤朱美の作品。美しい色彩とオールオーバーな作品はこのままテキスタイルになりそうです。▼
近寄ってみると植物と共に様々な動物達がいます。▼
木材に電熱ペンで動物を描画するのは阿山隆之。電熱ペンで描画した後、色鉛筆で彩色しています。▼
清野ミナは緻密な幾何学模様を色彩豊かに描きます。シャープペンとマーカーで人がいないところ、人が見ていないところで制作しています。▼
公園通りからギャラリーに入って、一旦外部に出て、長い通路の先が展示室です。公園通りから見えるガラス張りの空間には展覧会関係の映像が流れていますが作品の展示はありません。▼
ギャラリー内は一部作品をのぞいて撮影可能です。
アール・ブリュット2021特別展「アンフレームド 創造は無限を羽ばたいてゆく」
2021年7月17日(土)~9月26日(日) 11時~19時 8月16、23、9月6、13、21閉館 入場無料
東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1、2
渋谷PARCO
NANZUKA 2G
3Dプログラムのレンダリングを立体化した作品。▼
立体的に描かれた平面を見るような不思議な感覚です。写真に撮るとますますです。▼
作品を設置している台座も特注の専用台座ですね。購入する場合、この台座も込みなのかな?▼
ジョナサン・チャプリン「Statuesque」
2021年7月22日 – 8月15日 11:00 – 20:00 無休
NANZUKA 2G / 渋谷Parco 2F
OIL by 美術手帖ギャラリー
2Gと同じフロアにあるOIL by 美術手帖では、山口幸士「日々」が開催中です。
初期の作品は、公園などスケーターたちの間で有名なスケートスポットを描いていました。怪我によりスケートボードと離れた現在は、⾃転⾞で出かけた先の⾝近な⾵景を撮影し、キャンバスに描いています。その曖昧でぼやけたような輪郭と流れ去るような風景は、なぜか懐かしくて少し切ない昔の記憶のようです。
展示されているのは最新作です。
いつかどこかで見たことがあるような、デジャブのような作品の数々。いいですね。
作品は全て販売されています。
山口幸士「日々」
2021年8月6日(金)〜8月23日(月)会期中無休 11:00〜20:00
OIL by 美術手帖/渋谷Parco 2F
渋谷PARCOには上記2カ所以外に、PARCO MUSEUM TOKYOとほぼ日曜日というアートスペースがあります。どちらも入場料ありの展覧会を開催しています。
PARCO MUSEUM TOKYOではLDH JAPANが仕掛ける展覧会BATTLE OF TOKYO EXHIBITIONが8/13から始まります。
ほぼ日曜日は「横尾忠則の生活」が8/22まで開催中です。横尾忠則は現在東京都現代美術館で「GENKYO 横尾忠則「 原郷から幻境へ、そして現況は?」を、六本木の21_21で「The Artists」を、丸ビルと新丸ビルで娘横尾美美と「東京大壁画」を開催中です。合わせてチェックしたいですね。
渋谷公園通りギャラリーと渋谷PARCOは交差点を挟んで向かい合っているので、両方一緒に鑑賞が可能です。