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本当に亀がいるの?千葉正也個展 東京オペラシティアートギャラリーに確認に行ってみた


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亀が歩く

東京オペラシティアートギャラリーで開催中の千葉正也個展に行ってきました。事前の噂によると会場内を亀が歩いているとか、いないとか?!

果たしてギャラリー内に亀はいるのかどうか、その真実を確かめに行ってきました。

温かいギャラリースタッフ

まず、ギャラリーに入って受付をすまし、展示室に入る前に迎えてくれたのが、本展のために制作した「温かいギャラリースタッフ」シリーズの一つ。

なんと、電気毛布の上に東京オペラシティ アートギャラリーのスタッフを描いた作品です。タイトルにあるように本当に温かいワケです。▼

温かいギャラリースタッフ

あたたかい担当キュレーター

会場内にもいくつかこの温かいシリーズ作品があるのですが、こちらはなんとこの展覧会の担当チーフキュレーターの堀さんが描かれています。

この作品の上を歩いてもいいそうですが、さすがに土足で踏むというのは、心情的に出来ませんでした。行かれた方で何も感じずに踏みつけられる方はどうぞ、チャレンジしてみてください。▼

展覧会担当キュレーター

繰り返されるモチーフ

この展覧会の特徴はアーティストが、紙粘土や木片で制作した人型のオブジェや写真などを日用品とともに配置して入念に描いた平面作品です。

展覧会風景

同じモチーフが複数の作品に繰り返し登場し、これらのモチーフやオブジェの一部は、今回の展覧会場の様々な場所に実際に展示されています。

それらを探しながら鑑賞するのも楽しいです。

亀が描かれた作品

亀の目線

今回の展覧会の展示作品は人間の目線ではなく、なんと、亀の目線にあわせて配置されているんです。

確かに、よくみてみると人間には覗く事しかできないけれど、亀だったら通り抜けられる通路が壁に設てあったりします。▼

平面作品と亀の通り道

亀は2匹

さて、それでは、「実際に亀はいたのか?」という当初の疑問の答えです。

どうやら亀は2匹いて、1匹は会場内の空中通路を歩き回り、もう1匹は水槽の中からリアルタイムで映されている会場内の監視カメラの映像を見ているという事らしいのです。

モニター前に置かれた水槽の中の亀は本当にいました。しかし、設定の「監視カメラの映像を見ている」状態ではなく、映像には完全にお尻を向けた状態で、前足を激しくバタつかせて、まるで水槽から逃げ出したいかのような動きをしていました。

空中通路を歩く亀というのは、残念ながら見当たりませんでした。おやすみだったのかな?

水槽の中の亀

警備員さんと亀

ギャラリースタッフ、チーフキュレーター同様に警備員さんも「温かいギャラリースタッフ」シリーズの作品に描かれています。しかし、私は作品よりもとても心温まる光景を目撃してしまいました。

激しく前足をバタつかせている亀と警備員さんとの交流です。毎日、亀の近くに居て愛情が湧いたのでしょうか。そんな温かい光景は動画でご覧ください。▼

亀がいるのか否かを確かめに行くと言う目的で出かけましたが、なんとも不思議で面白い展覧会でした。

平面作品は壁にかけられるのが当たり前ですが、そんな当たり前の事もヒョイっと翻されてしまい、最初はとても戸惑いますが、段々と千葉正也ワールドにハマって行くのがわかります。

是非、本物の作品、本物の亀に会いに会場に足を運んでみてください。

千葉正也個展

東京オペラシティアートギャラリー

2021年1月16日[土]─ 3月21日[日]月曜休館

一般1,200円、大学・高校生 800円、中学生以下無料

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