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軽井沢で建築とアートを巡る 2026年夏


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長野県の軽井沢は東京から日帰りも可能な避暑地です。アウトレットでの買い物や旧軽井沢での食べ歩きなど観光地らしい楽しみ方もありますが、点在する多くの美術館や名建築を巡る楽しみ方もあります。

今回は1泊2日で軽井沢の美術館と名建築を巡るコースを紹介をしてみます。初日は展覧会をメインに、2日目は建築をメインというコースです。

もっと具体的には初日はフォト御代田、リヒター・ラウム、セゾン現代美術館で展覧会を鑑賞し、2日目は名建築を巡るというものです。

コロナのパンデミック中にリニューアルや改修の手が入ったところも多いので、コロナ前と比べると訪れるべき場所が増えています。

<軽井沢へのアクセス>

軽井沢へのアクセスは新幹線で向かうケースと自動車を使い高速道路で向かうケースがあると思います。ただ軽井沢町内を回るのには自動車の方が便利なので、私たちはほぼ毎回自動車で訪問します。
首都高〜外環道〜関越道〜上信越道というコースですね。

今回は土曜日の朝5時半に首都高都心環状線に乗り6時過ぎには関越道に入ることができました。特に渋滞もなく7時過ぎに上里SAに到着しゆっくりモーニングコーヒー。8時30分に佐久ICから一般道へ出ることができました。

なお軽井沢へは「碓氷軽井沢IC」で降りるのが近いのですが、降りてからの一般道は夏場渋滞する場合も多いですし、冬季は凍結している場合もあるので念のため佐久ICまたは佐久平スマートICまで行って降りることが多いです。軽井沢町もGW連休や夏のハイシーズンは手前の松井田妙義ICや佐久平スマートICの利用を推奨しています。

今回はフォト御代田のプレスツアーに参加するため東京〜haluta〜フォト御代田〜セゾン現代美術館〜リヒター・ラウム〜万平ホテルという順番で回りました。記事は構成の都合で実際に回った順番と異なっています。

フォト御代田を見ないなら東京〜SHOZO軽井沢(コモングラウンズ)〜セゾン現代美術館〜リヒター・ラウム〜万平ホテルというルートになると思います。


<haluta køkken>

夏の避暑シーズンやGWだと朝5時半に首都高に入っても佐久IC着が上手く行けば8時半着、渋滞にはまれば10時近くになることもあり、早く着いた場合はどこかで時間調整しなければなりません。

そんな時におすすめの一つが追分の「haluta køkken」。2026年6月にオープンしたばかりのコーヒースタンドです。

場所はヴィンテージ北欧家具で有名な「haluta」が上田から軽井沢・追分に本拠を移した、ホテルやレストランなども入る複合施設「still」内です。

かつて深夜営業のドライブインとして使われていた建物をリノベーションした、北欧家具が似合うオシャレな施設です。

朝9時から営業しているhaluta køkkenではデンマークの食パン、RUGBRØD(ルブロ)を使ったサンドイッチやコーヒーがいただけます。

イートインスペースもあって、例えばここは「アアルトの部屋」。北欧家具屋さんらしい空間です。

営業時間は9:00〜17:00。定休日はhalutaのインスタグラムを参照してください

<SHOZO KARUIZAWA>

halutaは追分ですが、もう一軒紹介するのが中軽井沢の「SHOZO KARUIZAWA」。

空間を含めた体験を提供するカフェブームの先駆けでもある那須発祥の「SHOZOカフェ」の軽井沢店で、CCCが運営する「軽井沢コモングラウンズ」内にあります。

営業時間は朝9:00から。到着時間やその日の予定でhalutaと使い分けるのが良いと思います。

ちなみにSHOZOは軽井沢にもう1店舗、軽井沢駅隣接の「軽井沢 T-SITE」内にも店舗があります。

こちらは青山学院女子短期大(青短)の軽井沢の合宿所だった「中軽井沢寮」をリノベーションした建物。

夏でも暑さを感じるようになった軽井沢ですけど、早朝のベランダなどはかつての避暑地らしい雰囲気を感じられます。

定評のあるSHOZOのコーヒーとスコーン。

軽井沢コモングラウンズにはカフェだけでなく軽井沢書店という本屋さん、地元のオーガニック食材を扱うRK Daysなど新しい取り組みの店舗があるので、そうした店舗を冷やかしながら時間をつぶすこともできます。

基本情報

SHOZO KARUIZAWA

営業時間:9:00 〜 17:00

定休日:なし

長野県軽井沢町長倉鳥井原1690−4 MAP

無料駐車場あり


<浅間国際フォトフェスティバル フォト御代田

フォト御代田の通称でも知られる「浅間国際フェスティバル」は2018年から始まった国際的な写真フェスティバル。

軽井沢の隣町でやはり浅間山を望む御代田町の「御代田写真美術館(MMoP)」がメイン会場です。

Asama International Photo Festival, 建築とアートを巡る®, 2026

他の写真展と大きく異なるのが作品の展示方法。涼しい高原の屋外に多くの作品が展示されているのです。

屋内の展示室で見る写真作品とは異なりスケール感や迫力がそのまま伝わってきます。

Asama International Photo Festival, 建築とアートを巡る®, 2026

御代田写真美術館はもともとメルシャンワインの工場で、そのため大空間が確保されています。

屋外も屋内もサイズを気にすることなく表現できるのでアーティストにとっても作品の自由度が格段に違うのでしょう。

Asama International Photo Festival, 建築とアートを巡る®, 2026

また今年2026年からは御代田町内の各所でサテライト展示も行われるようになりました。

上の写真は御代田町役場に展示されている作品です。

基本情報

浅間国際フォトフェスティバル

会期:2026年8月1日(土) 〜 9月27日(日)

時間:10:00 – 17:00

定休日:火曜日(8/11、9/22は営業)

チケット:1,500円、中高生割引あり、小学生以下無料

長野県御代田町大字馬瀬口1794-1 MAP

無料駐車場あり



<リヒターラウム>

2026年の夏も東京では多くの展覧会が開催されていますが、それら展覧会に比肩する、この夏見ておくべき展覧会がリヒター・ラウムで開催されています。

「リヒター・ラウム/Richter Raum」とはゲルハルト・リヒターだけを展示する特別な空間。ケルンにあるアトリエリヒターの一部を再現した、いわば日本のアトリエリヒターです。

“Richter Raum” Wako Works of Art “Strip Sculpture Karuizawa”, 建築とアートを巡る®, 2026

2023年のオープン時は開館日の最初の時間帯を予約して訪問したほどのお気に入りのギャラリーです。

特にリヒターの珍しい屋外作品で超大型作品でもある「Strip Sculpture Karuizawa/ストリップスカルプチュア軽井沢」はリヒター・ラウムの代名詞的作品。SNSなどで見かけた方も多いでしょう。

Gerhard Richter “Richter Raum” Wako Works of Art, 建築とアートを巡る®, 2026

この夏の展覧会の一つは、新たに収蔵された「5枚のガラス」を中心にしたリヒターの新作展《10 Drawings and 2 Collages》展。

写真(▲)で左の壁にかかるのはリヒターのドローイング作品。もうドローイングは描かないというリヒターの最後の2枚だそうです。

右の壁にかかるのは「アブストラクトペインティング」。

向こうの壁にドローイングとアブストラクトペインティングが並び、中央にガラス作品というこのレイアウトは、ケルンのリヒターアトリエとまったく同じレイアウトになっているそうです。

もしかしたら今リヒターも同じような光景を見ているかもしれないと想像しながらの鑑賞はちょっと感慨深いものがあります。

Luc Tuymans, “Richter Raum” Wako Works of Art, 建築とアートを巡る®, 2026

2026年の夏から秋にかけてはもう一つ、ポスト・リヒター世代を代表するベルギーの画家リュック・タイマンス(Luc Tuymans)の《Condensation 結露》展が同時開催されています。

リヒター・ラウムでリヒター以外の作家の展覧会が開催されるのはこれが初めてです。

リヒター・ラウムのために描いた油彩画6点の展示ですが、2026年にこの場所でリヒターの作品と並んで展示される必然性のある作品ばかり。感動的としか言いようのない展覧会です。

向かって右が「パレスチナの野花」。もちろんユダヤ人によるジェノサイドが現在進行で行われているガザを連想させる作品です。

左は「白鳥の湖」。ソ連崩壊時、国民にニュースを知らせないため国営放送が延々とボリショイ・バレエ団の白鳥の湖を放送し続けたことに因んだ作品で、戦時下であることを国民に隠している今のロシアに直結する作品です。

Luc Tuymans, “Richter Raum” Wako Works of Art, 建築とアートを巡る®, 2026

その2つの作品と向き合うのはナチスの強制収容所でドイツ兵が描いた髑髏や猫の落書きからインスパイアされた作品。しかも窓越しにはリヒターの「Strip Sculpture Karuizawa」が見えるというレイアウト。

被害者と加害者、善と悪など何が正解か分からない混乱した世界を反映する見事な構成です。

この展覧会のためだけに軽井沢を訪問しても良いくらいのヘビーな展覧会です。会期は10月末まで。リヒター・ラウムは日時指定の事前予約制なので予約して訪問しましょう。

また開館当初は写真撮影禁止でしたが今は一部の作品を除き撮影可能になっています。

基本情報

リヒター・ラウム

ゲルハルト・リヒター展「10 Drawings and 2 Collages」
リュック・タイマンス展「Condensation 結露

会期:2026年5月30日(土) 〜 10月31日(土)

予約:要予約 日時指定

時間:10:30 – 15:30 (日によって変動あり)

開館日:木曜日〜日曜日 (月によって変動あり)

入館料:一般1,200円、大学生800円、中高生無料 (中学生未満は入場を遠慮してもらっています)

長野県軽井沢町軽井沢1323-1475 MAP

無料駐車場あり

 


<セゾン現代美術館>

2023年の秋から長期休館していた「セゾン現代美術館」は2026年6月26日(金)にリオープンしました。

休館中には施設の改修や庭園の整備が行われ、また館内のレイアウトや入館システムなども変わっています。

なお、本記事で使用している写真はメディア取材として特別に許可を得て撮影しています。コレクション展以外の撮影については美術館での指示に従うようにしてください。

リオープン後の最初の展覧会は《セゾン現代美術館コレクション展 ソコからみたキセキ》。

セゾン現代美術館が所蔵するコレクションを使い今までにない鑑賞体験を与えようという試みで、作品にキャプションや解説パネルなどはありません。

会期は8月23日(日)まで。その後展示替え休館を挟み、9月5日(土)から現代美術家の中西夏之の展覧会が始まります。

菊竹清訓の建築はもちろんですが、セゾン現代美術館はその庭園も見どころの一つ。

浅間山が作り出した地形とアート作品が一体となったもので、彫刻家の若林奮(わかばやし・いさむ)が構想しイサム・ノグチや安田侃、軽井沢ゆかりの脇田愛二郎の作品などが設置されています。

美術館入口の《鉄門》と《振動尺》も若林奮の作品です。

2026年夏は練馬区立美術館で若林奮の(制作当時)最大の彫刻作品「Run and Rest」をメインにした展覧会が開催されています。セゾン現代美術館の前後に訪問してみるのもよいでしょう。(練馬区立美術館での展覧会は10月15日まで)

展覧会の前後に庭園を散策します。休館中に庭園の整備も行われ、作品もすっかり綺麗になり設置当初の姿を取り戻しています。

天気が良ければ浅間山を間近に見ることができます。

ミュージアムカフェもリニューアルさました。

入館チケットにはカフェでの有機茶と有機菓子のセットが付いています。長野県の天龍村で採れる有機茶、ガラス作家ピーター・アイヴィー制作のオリジナル器とこだわりのあるセットです。

セゾン現代美術館を訪問したことがある人はいろいろ変わっていて驚くかもしれません。特に写真撮影が一部可能になったのは嬉しいかもしれません。

なお入館チケットは事前購入・日にち・時間枠指定の予約制です。当日券も出るようですが混雑時は待たされることもあるそうなので事前予約した方が良いでしょう。

リオープン前のセゾン現代美術館の様子はこちらの記事に詳しいです。

基本情報

セゾン現代美術館

《セゾン現代美術 コレクション展「ソコからみたキセキ」》
会期:2026年6月26日(金)〜8月23日(日)
休館日:期間中無休

《回顧展「中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」》
会期:2026年9月5日(土)〜11月3日
休館日:木曜日

時間:11:00 – 18:00

入館料:一般前売り 3,000円、学生前売り 2,000円、小学生以下無料
館内カフェでのドリンク(有機茶と干菓子)付き
事前購入・日にち・時間枠指定予約制

長野県軽井沢町長倉芹ケ沢2140 MAP

無料駐車場あり



<万平ホテル>

フォト御代田〜リヒター・ラウム〜セゾン現代美術館と回るとそろそろ夕方。8月後半の軽井沢だとさすがに涼しくなる時間帯です。

今日のアート巡りの最後は2024年にリニューアルされたばかりの万平ホテルへ。カフェテラスでいつものメニューを。

飲むのはジョン・レノン直伝のロイヤルミルクティー。

もう何十年も変わりないですね。

一緒に食べるのはアップルパイかレモンタルト。しかも写真手前のレモンタルトはリニューアル前に比べて2倍になっています。

軽井沢には離山房というジョン・レノン一家が訪れたという喫茶店があるのですがそちらは閉店してしまい、少しづつジョン・レノンゆかりの場所も少なくなっていくのかもしれません。

リニューアル後の万平ホテルはレイアウトも変わり、資料室で展示していたものが廊下で展示されていたり、貴重なものはバーでの展示に変わったりしています。

リニューアル直前の万平ホテルについてはこちらの記事が詳しいです。

基本情報

 万平ホテル

カフェテラス:9:30〜18:00 (LO 17:00) 予約不可

長野県軽井沢町軽井沢925 MAP

駐車場あり



<旧軽井沢の名建築>

2日目は名建築巡り。まずは旧軽井沢、万平ホテルから歩いて散策できる範囲の建築を巡ってみます。

▲軽井沢会のテニスコート脇に建つ1918年竣工の「軽井沢ユニオンチャーチ」はウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計。ちなみに軽井沢会テニスコートのクラブハウスもヴォーリズ設計です。

近江地方での活動が知られているヴォーリズですが軽井沢に別荘を持っていたこともありヴォーリズ建築は軽井沢に今も多く残っています。なんといっても「ヴォーリズレーン」という道路名まであるくらいですから。

▲旧軽の通り(旧中仙道)を横切りその名も「教会通り」を進むと、アントニン・レーモンド設計で1935年竣工の「カトリック軽井沢聖パウロ教会」。

再評価が進む家具デザイナーで建築家のジョージ・ナカシマが設計アシスタントと家具制作を行っています。

機会があったらぜひジョージ・ナカシマの日本での唯一の建築、京都の「カトリック桂教会」の家具と見比べてみてください。

また竹中工務店のギャラリー「A4 (エークワッド)」で開催されているジョージ・ナカシマの個展《ジョージ・ナカシマの造形 ―木の声を聴く―》でもカトリック軽井沢聖パウロ教会が紹介されています。(展覧会は10月15日まで)

▲テニスコートの脇のショー通りから少し入ったところにある「旧軽井沢Cafe涼の音」。

国の登録有形文化財です。もともとはライシャワー元駐日大使の妻で明治の元勲松方正義の孫、松方春子の別荘だったもの。

朝9時からボリュームのある朝食を提供しているので、ホテルには素泊まりにして朝食をここで食べるという手もあります。

▲「涼の音」の向かいは「室生犀星記念館」。詩人、室生犀星の旧居で1931年に建てられたものです。堀辰雄や立原道造らとの交流の資料を見ることもできます。

▲旧軽銀座から三笠通りを行くと「旧三笠ホテル」です。

1905年に竣工した疑洋風建築で国の重要文化財です。本物のレトロ建築とはやや趣が異なりますが明治の人たちの心意気が伝わってくる建物です。

コロナ前から耐震補強を含む保存修理工事に入っていましたが2025年秋にリニューアルオープンし、日比谷花壇が指定管理者として入っています。

館内のカフェではかつてホテル時代に名物だったビーフカレーが再現されているので、一度は食べておきたいです。

旧三笠ホテルまで歩くにはちょっと遠いので草軽交通のバスを利用するか自動車で向かいます。旧三笠ホテルに隣接して有料駐車場(舗装あり)もありますし、少し先の白糸ハイウェイの料金所手前にホテル見学者用の無料駐車場(舗装なし)があります。

旧軽近辺の建築を見学し、クルマで三笠ホテルへ移動しビーフカレーでランチ。午前中はこんな感じで、午後は美術館建築を巡ります。



<脇田美術館>

まずレトロ建築巡りをしたら次は洋画家脇田和の個人美術館「脇田美術館」へ。

旧軽から歩いても行けますが駐車場もあるのでクルマが便利です。

美術館そのものは脇田和本人による設計ですが、庭園を挟んで建つアトリエは吉村順三が設計したものです。

セゾン現代美術館の庭園でその作品が存在感を放っていた脇田愛二郎は脇田和の息子で、脇田美術館にもその作品が展示されています。

このモダニズム建築を間近に見学できるのがこの美術館の魅力の一つです。

さらに、吉村順三設計のアトリエの見学会も毎年夏から秋の時期、月1くらいのペースで開催されています。

脇田美術館についてはこちらの記事が詳しいです。

基本情報

脇田美術館

《鳥の来る道 ~ 脇田和特別展》
会期:2026年6月6日(土)〜11月24日(火)

時間:10:00 – 17:00(7/1~9/15は18:00まで)

休館日:展覧会期間中は毎日開館

入場料:一般1,200円、大高生800円、中学生以下無料

長野県軽井沢町旧道1570−4 MAP

駐車場あり


<田崎美術館>

続いて中軽井沢の「田崎美術館」へ。

国道から一本ズレた通りなのであまり目立ちませんが、その建築は京都駅や梅田のスカイビルなどを手がけた原広司によるものです。

文化勲章も受賞した洋画家、田崎廣助の作品を展示する美術館で開館は1986年。

▲展示室にはトップライトが設けられ作品を自然光で鑑賞するようにできています。古代の神殿を思わせるような劇的な空間です。

原広司は、この美術館建築で日本建築学会賞を受賞しています。

▲直線基調の建物に上に雲形というか蒲鉾みたいな屋根が乗っていて可愛いです。

あと面白いのは入館チケットに2種類あって、普通に入館するものと建築の撮影権付きチケットがあるのです。堂々と撮影付きチケットを買って撮影できるので面倒がなくていいですね。もちろん作品の撮影はNGであくまで建築としての撮影です。

昔、某国民的バンドのMV撮影クルーが粗相をしてしまってことがあり、以来機材を入れての撮影は絶対NG、写真撮影にも気を遣っているようです。

基本情報

 田﨑美術館

開館日:GW~ 11/3文化の日まで

時間:10:00 – 17:00、10月以降は 10:30 – 16:30

休館日:水曜日、冬季休館 (カフェは2022年から休業中)

入館料:一 般1,100円、大高生900円、小中生600円
一般 建物撮影付き 1,500円、大高生 建物撮影付き 1,000円

長野県軽井沢町長倉 横吹2141−279 MAP

駐車場あり


<ルヴァン美術館>

最後はルヴァン美術館へ。

田崎美術館からルヴァン美術館は国道がよほど混んでいる日を除けばクルマで10分もかかりません。さらにルヴァン美術館から佐久平スマートICや佐久ICまで30分くらい。

軽井沢バイパスから碓氷軽井沢ICへ向かうより早い場合もあるし、佐久方面へも国道の渋滞を避けてアクセスすることができので、軽井沢の最後はルヴァンでカフェして帰るというのが私たちの定番です。

ここは廃校してしまった文化学院の創立者である西村伊作による設計で英国風コテージと庭園があり、建物は文化学院創設当時の校舎を再現したものです。

西村の手掛けた絵画、陶芸、建築の模型などを展示しています。

ミュージアムカフェはしっかりした食事のランチメニューがありこれも人気のようです。個人的に軽井沢の美術館の中で一番ミュージアムカフェの利用率が高い美術館です。

ただ昔はお客さんも少なく駐車場も狭かったのですが、10年くらい前から人気が出て新しく大きな駐車場ができるほどになっています。タイミングによってはカフェに入れないこともあるのが難点かもしれません。

基本情報

ルヴァン美術館

開館時期:6月初旬〜11月初旬

時間:10:00 – 17:00 (ランチは11時〜15時)

休館日:水曜日(8/1-9/15は無休)、冬季休館

入館料:大人800円、大・高生600円、中小学生400円

長野県軽井沢町長倉957-10 MAP

駐車場あり



<軽井沢の新名所・新定番>

ルートの関係で今回は敬遠した施設を紹介します。

▲軽井沢バイパス沿いには西沢立衛設計の「軽井沢千住博美術館」があり人気ですが、さらに2025年夏に内藤廣設計で「黒柳徹子ミュージアム」が開館しました。

このミュージアムもけっこうな人気を集めているようです。碓氷軽井沢ICから軽井沢にアクセスするならこの2つのミュージアム建築を加えても良いと思います。

▲軽井沢駅に隣接する形で2026年にオープンした「軽井沢 T-SITE」。CCCが運営する複合商業施設でホテルや温泉、カフェなどが入っています。

OSOBARやSHOZOなど「軽井沢コモングラウンズ」と重なる店舗も多いのですが、無印良品が入っていたりでバリエーションに富む施設という感じです。

「軽井沢コモングラウンズ」が移住民や別荘族を含むローカルを主なターゲットにしているのに対し、こちらは新幹線利用客が主なターゲットのようです。でも裏に広い駐車場があるのでクルマで訪問しても困ることはありません。

▲「I’m donut?」など東京で人気だった店舗の出店も話題で、実際行列ができていたりしますが、軽井沢 T-SITEで絶対行くべきなのが「わざマート(wazamart)」。

コンビニなんですけど「わざ」という文字でピンとくるように、パンと日用雑貨の「わざわざ」が運営しています。この店舗でもわざわざのパンや日用品が販売されていますし、長野土産となる商品も販売しています。長野土産というとツルヤが定番ですけど、わざわざセレクトのお土産も良いのではないでしょうか。

わざわざとしては初めての「クルマがなくても行ける店舗」ですし、そもそもクルマであっても簡単には行けないので、この場所にあるのは嬉しいですね。



ほぼ定番的な軽井沢でアートを巡るですが、セゾン現代美術館はリオープンしたばかり、旧三笠ホテルもリニューアルして最初の夏、万平ホテルはリニューアルして2回目の夏、リヒター・ラウムは初めてのリヒター以外の作家の展覧会と目新しいものが並んでいるので、初めて軽井沢を満喫しようという人も、リピーターの人も意外と新鮮に巡れるのではないでしょうか。

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