嵐山には、竹林の小径、渡月橋をはじめとした、自然豊かな人気スポットがたくさんあります。京都は何度訪れても、まわりきれないのがいつも悩みどころです。
嵐山にも行きたいけれど、他の場所も巡りたい。そんな人のために、今回は私が実際に午前中だけで巡った大人の京都嵐山案内をレポートしたいと思います。
PR半日で巡る嵐山
京都の嵐山は、もともと人気スポットだったところにインバウンド人気が加わり、コロナ前は足を踏み入れるのを躊躇するくらいの大混雑でした。
今後、インバウンド人気に再び火がつく前の6月上旬に訪問してきました。ちなみに平日の様子なので、週末はもっと人がいると想定してください。スタートは朝の8:00です。
竹林の小径
8:00
野々宮のバス停のある竹林の小径起終点から散歩スタートです。
竹林の小径の入口(野々宮のバス停側から)は、左側が石垣です。▲
▲竹林の小径の途中にあるさらに道幅の狭い小径は立ち入り禁止でした。
途中電線があったりして興醒めポイントもありますが、とにかく前に進みます。▲
気持ちいい道なので何だかんだとあっという間に終点が見えてきました。▲
小径を出て振り返ったら可愛い家族が。▲
前回竹林の小径に来たのはコロナのずっと前でおそらく7年くらい前だと記憶しています。その時は、思い出したくないくらいの混雑だったので、それ以来近寄る気持ちが完全に失せていましたが、今回は平日の朝ということもあり、人もほとんどいなくて、とてもいい散歩ができました。
竹林の小径基本情報
無料 無休
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町 MAP
PR嵐山公園展望台
8:30
竹林の小径を抜けて嵐山公園の展望所から桂川を眺めます。
ベンチやテーブルもあったりして、ここでちょっと一息。マスクを外して深呼吸です。
嵐山公園内には展望台が3カ所あり、この眺めは嵐山公園亀山地区頂上展望台の眺めです。絶景〜!!!
もっと奥へ行くと映画俳優大河内伝次郎が、自ら作りあげた庭園、大河内山荘庭園がありますが、9時からだったのでやめておきました。
更に、行きたいと思ってリストアップしていた祐斎亭は、なんと木曜休みというバッドタイミングで無念の諦め。いつか必ずやリベンジしたいと思っています。
祐斎亭が休みとわかったのでこのまま坂を降りていくのをやめました。この道も気持ちいいのですけれどね。▲
そして、人のいない竹林の小径が気持ち良すぎて再び同じ道を引き返しました。コロナが終息してインバウンドが戻ってきたら朝8時とは言わずもっと早朝でないとこの風景は無理かもしれません。▲
嵐山公園基本情報
無料 無休
京都府京都市右京区嵯峨亀ノ尾町6 MAP
PR天龍寺
9:00
竹林の小径を往復した後は8:30から開門する天龍寺を散策しました。
写真はまだ閉門している時の北門です。8:30になると開きます。▲
天龍寺は14 世紀建立の禅寺で、京都市、宇治市、大津市に点在する17か所の寺社と城郭で構成される古都京都の文化財として1994年に世界遺産に登録されています。
さすが世界遺産、その威風堂々ぶりは圧倒されます。
6月頭だったので、まだサツキの花が残っていました。▲
いやーー美しい。▲
庭園をまわって出る頃には修学旅行の団体さんがどどーっと入ってきました。
いよいよ修学旅行も復活ですね。
諸堂(大方丈・書院・多宝殿)の見学は追加料金300円で見学可能です。
法堂「雲龍図」特別公開もありますので確認してから訪問しましょう。
今回は竹林の小径から向かったので、北門から入り、法堂の方へ抜けるという普通のルートを逆走した形となりました。
天龍寺基本情報
8:30-17:00 拝観料高校生以上500円、小中300円
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68 MAP
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宝厳院
10:00
天龍寺の次はすぐ近くで春の特別拝観をしていた宝厳院/ほうごういんの嵐山借景 山水回遊庭園 「獅子吼(ししく)の庭」を見学しました。
庭園「獅子吼の庭」は、室町時代に中国に二度渡った禅僧、策彦周良禅師によって作庭され、嵐山の景観を匠に取り入れた借景回遊式庭園です。
「獅子吼」とは「仏が説法する」という意味で、庭園を散策し、鳥の声、風の音を聴くことで、人生の心理、正道を肌で感じ、心が大変癒する庭なんだそうです。
これが獅子岩です。周りの苔も本当に美しい。▲
石質は2億年前の海底に堆積した微生物やプランクトンが水圧で圧縮されて出来た岩石(チャート)で、その様子が獅子の顔をしているところから命名されました。
名前の由来にある通り、鳥の声が美しいだけでなく、庭園を流れる小川のせせらぎ、どこからともなく聞こえる鹿威しの音、とっても静かな庭園で心底癒されました。
そして、ここ常時開放しているわけではないせいか、ラッキーなことに終始貸切状態でした。
こっちは碧岩です。▲獅子岩と同じ石質で硬度の高い岩。パワーストーンマニアに大人気なのだそうです。
宝厳院基本情報
宝厳院獅子吼の庭
春の特別拝観 2022年3月19日(土)〜6月30日(木)9:00-17:00
拝観志納料(庭園)大人500円 小中学生300円
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36 MAP
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コーヒーブレイク
11:00
モーニングコーヒーをいただいたのは、パンとエスプレッソと嵐山庭園です。朝8時から営業しているので、嵐山の朝散策にはちょうどいいお店です。
ただ、週末はとんでもなく混雑するようなので要注意。
8:00-18:00 不定休 予約不可
京都市嵯峨天龍寺芒ノ馬場町45−15 MAP
本当は朝9時から営業しているし、渡月橋を眺めながらコーヒータイムができるので、アラビカコーヒーのつもりでしたが、行ってみたらなんと工事中でした。(2022年6月上旬)
いつまで工事中なのか不明なので、訪問の際は要注意です。Google的には「閉業」ってなっているけど今後どうなるのかな?
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今回は、福田美術館を再訪するのはやめました。このコースに福田美術館と祐斎亭をつけると、ランチの時間や午後の休憩も含めて大人の嵐山1日コースの出来上がりです。
竹林の小径や嵐山公園は人の少ない朝がおすすめです。当たり前ですが早朝であればあるほど人はいないと思います。
そのためには嵐山に宿泊すると便利ですね。▼ 嵐山邸宅MAMAなら一休から宿泊予約できます。
朝早起きして京都嵐山散策はいかがでしょうか。