駒込にある東洋文庫ミュージアムにずっと行ってみたいと思いつつ何年も経っていて、今年の連休に初めて訪れることができました。
ようやくです。
場所は駒込駅から徒歩8分。大きなしだれ桜で有名な庭園六義園のお隣です。
立派な建物です。さすが三菱第三代当主岩崎久彌氏が設立しただけありますね。あ、でもこの建物は設立当時の1924年からのものなわけはなく、2011年竣工ですから、最近立替られたものです。もちろん、設計は三菱地所設計です。
中に入るとまずミュージアムショップがあります。ここまではおそらく入場料を払わなくても来れますね。入場料を支払ったらシールをもらうのでそれを目につきやすいところへ貼ります。これが入場料支払い済みの目印となります。では、展示室へ。
入場すると奥へと長細く続く展示室です。
展示内容は変わりますが、現在は2018.5/27まで「ハワイ日系移民渡航150周年記念 ハワイと南の島々展」が開催中です。
次回の展示は2018.6/6〜9/5まで「悪人か、ヒーローか」を開催予定です。
この企画展示室へ行く前に、階段を上がると2Fの最初にお目見えするのが、壮大なモリソン書庫です。
これは圧巻です。ぜひ一度本物をみに行ってみてください。
一生かけても読み切れないような量の本が蔵書されています。
図鑑などが多いようなので、読むというよりは観るという方が正しいのでしょうか。
写真で見るより、数倍圧倒的です。美術作品のインスタレーションのようにさえ感じます。
このモリソン書庫の真裏に企画展示室があります。
この企画展示室にも不思議な空間がありました。
暗い廊下に照明で演出を施した「回顧の路」です。
さて、展示を堪能したら、お目当のオリエントカフェです。
東洋文庫ミュージアム併設で小岩井農場厳選のメニューを食べることができます。
小岩井農場は1891年 に共同創始者である小野義眞(日本鉄道会社副社長) 、岩崎彌之助(三菱社社長) 、
井上勝(鉄道庁長官) の三名の頭文字をとって「小岩井」と命名されました。
その後、1899 年からは岩崎久彌(三菱第三代社長) が小岩井農場を継承し場主となりました。
さて、ミュージアムからは美しい新緑に囲まれた「知恵の小径」を通って向かいます。
アジア各国の言語で書かれた言葉とその日本語訳が並んだパネルを読み込みながらカフェの入り口へと進みます。
予約をしておいたので、窓際の眺めの良い席に座ることができました。
窓からは東洋文庫の建物と中庭が見えて気持ちが良いですね。
メニューは東洋文庫らしいものが並んでいます。
やっぱり、マルコポーロセットと限定10食限定のマリーアントワネットにしました。
マルコポーロセットはふわふわ卵のオムライスです。見るからに美味しそうです。ただ、男性には少し物足りないかな。上品なオムライスです。量的に。
マリーアントワネットは本の形の塗り物に入っています。中身は季節ごとに変わります。
今回は5月の春らしく、たけのこご飯を中心としたお重でした。
どちらのもメニューもスープとサラダ、コーヒーか紅茶がつきます。
せっかくなので小岩井農場のチーズケーキもいただきましょう。
濃厚なチーズケーキを庭を眺めながらゆっくり頂きました。優雅な時間です。
東洋文庫もおすすめですが、何と言ってもこのオリエントカフェがオススメ。
どうやら知恵の小径と逆側から、カフェだけの利用入り口があるようですが、満席だと店を通って知恵の小径側の入り口に並ぶように促されます。
私たちが食事を終えて出るときには知恵の小径側の入り口に4組くらいが並んでいました。
人気店なので週末は予約してから出かけるのがいいですね。
東洋文庫は広くアジア全域の歴史と文化に関する東洋学の専門図書館ならびに研究所です。
約90年に及ぶ歴史を有するアジア最大の東洋学センターであり、国際的にも世界5指の1つに数えられています。
その普及の為に2011年の立替の際にミュージアムとカフェが新設されました。
この試みは大成功です。また行ってみようという気持ちになりました。
特にカフェが。
行かれたらこの建物のコンクリートの草模様のチエックも忘れずに。
お隣の六義園とセットで入場料が割引になるので、先に六義園に行ってから向かうといいですよ。
六義園→オリエントカフェでランチ→東洋文庫ミュージアムというインテリデートコースはいかがでしょうか。
東洋文庫ミュージアム
文京区本駒込2-28-21
火曜休館(年末年始・展示替え期間も休館)
10:00−19:00
入場料:一般900円
オリエントカフェ
東洋文庫ミュージアム内
休業はミュージアムに準ずる
11:30−21:30(L.O19:30)