東京のミュージアムカフェ特集第4弾は、最近オープンしたミュージアムカフェを特集します。今回取り上げるミュージアムカフェは全て、カフェのみの利用が可能なところばかりです。HARIO CAFE とサロン茶楓は徒歩5分のいわゆるスープの冷めない距離なのでミュージアムカフェ散歩もおすすめです。
PR泉屋博古館東京
六本木一丁目の駅からエスカレーターを登ってすぐの場所にある泉屋博古館東京に10/1にオープンしたのがHARIO CAFEです。
現在休館中の泉屋博古館(せんおくはくこかん)はこれまで京都にある泉屋博古館の”分館” 扱いだったのですが、2022年春のリニューアルオープンで「泉屋博古館東京」として生まれ変わります。
1999年、住友家旧麻布別邸跡地に日建設計の設計で建てられた泉屋博古館東京は、京都と東京に拠点を持つ住友コレクションをはじめとした美術品を保存、研究、公開する美術館で、京都と東京合わせて国宝2点、重文19点、重要美術品60点を含む約3500点を所蔵しています。
HARIO CAFE
泉屋博古館東京の2022年春のリニューアルに先駆けて、本体は休館中ながらも、カフェは10/1にオープンしました。
コーヒードリッパーやコーヒー器具などに定評のある耐熱ガラスのメーカーHARIOが運営するスペシャリティコーヒーの直営店です。
元々外構だった場所を増築してカフェスペースができました。▼
これは元々は外壁だった店内の壁です。緑豊かな木々に囲まれているので木漏れ日が綺麗でした。▼
メニューはシンプルです。フードメニューはサンド系とケーキが2種です。
コーヒーメニューは、ドリップコーヒー2種とサイフォンコーヒーとカフェオレです。
ドリップコーヒーメニューの一つワールドチャンピオンレシピはなんと2000円です。どんな感じでコーヒーを淹れるのか見てみたいけれど、普通のドリップコーヒーのホットにしました。▼
こちらがドリップコーヒーです。豆は3種類から好みのものを選べます。
私は、酸味があるのが好きなので泉屋博古館限定の「SEN-OKU HAKUKOKANブレンド」に。もう一つはエチオピアです。コーヒーはきっちり300ml。カップ2杯分がサーバーで出てきます。
ドリップコーヒーは一杯800円するけれど二杯分なので、それを考えればさほど高くはありませんね。▼
店内ではHARIOの様々な商品を購入することが可能です。コーヒー関係以外にガラスのアクセサリーもたくさん販売されていました。見ているだけでも楽しい。▼
オープン記念でHARIOの耐熱グラスをいただきました!
2,200円以上買い物したお客さんに10月末までプレゼントということでした。▼
泉屋博古館東京が春にリニューアルオープンしたら美術館鑑賞と共に再訪しようと思います。楽しみですね。
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基本情報
カフェのみの利用可能
11:00-18:00 不定休(営業カレンダー参照)
港区六本木1丁目5−1 MAP
最寄駅:東京メトロ六本木一丁目駅徒歩3分
*営業時間、定休日は変更になる可能性があります。
PR菊池寛実記念 智美術館
菊池智によって2003年に開館した現代陶芸のコレクションを中心とした私立美術館です。
智美術館には、かつてフレンチレストラン「ヴォワ・ラクテ」があって、大都会にありながら庭の緑を眺めつつ静かな時間を過ごせる場所として、ランチにティータイムにと度々訪れていました。
ある日のヴォラ・ラクテのランチ▼
しかし、いつ行っても空いていたので、少々案じつつも、人がいないところが気に入っていたのですが、とうとう2019年3月で閉店してしまいました。
それから、程なくしてパンデミックに見舞われ、すっかり忘れていたのですが、2021年3月に「サロン茶楓」としてリニューアルオープンしました。
智美術館の入り口▼
サロン 茶楓/さふう
ヴォワ・ラクテは完全にレストランでしたが、今回はカフェを重点としたサロンに変わりました。椅子もテーブルもフレンチレストランの時とは違い、全部新しくなっています。おそらく壁と天井以外は全部リニューアルされたのではないでしょうか。
アーチ型に織り上げられた天井と星屑のような照明は以前のままです。▼
店内レイアウトは、以前のままの窓際席に加えて、入り口側には、以前にはなかった小上がりが作られ、一段上がっているので、奥の席からでも庭が眺められるように変わりました。▼
内装もメニューも全部変わりましたが、窓から見える庭の景色だけは変わってません。
ドリンクメニューです。コーヒーメニューに関しては、おかわり一杯がサービスされるので、一見高いと感じますが、実は二杯分のお値段です。コーヒーメニューなら(ボトル珈琲を除く)どのメニューをおかわりしてもいいのです。ですから、一杯目はアイスカフェラテにして、二杯目をシングルオリジン珈琲にするとか、その逆も可能です。▼
窓から見える庭園を眺めながらいただきます。▼
コーヒーと一緒に牛乳パンのあんバターサンド(エシレバター使用)750円をオーダーしました。750円で小さいサンドが2つです。
エシレバターは最高に美味しいけれど、カロリーも最高なので、このくらいのミニサイズの方がいいですね。ほんのりと温められた牛乳パンにあんの甘味とエシレバターの塩気が相まってとてもおいしかったです。▼
サロン茶楓でも、来店者にボトル珈琲のプレゼントがあって、珈琲一杯の価格で二杯いただき、挙句にもう一杯分のボトルコーヒーのプレゼントをもらって、すごくお得でした。▼
智美術館サロン茶楓と泉屋博古館HARIO CAFEは徒歩5分ほどの距離なので、二つの美術館、二つのミュージアムカフェの梯子も楽しいです。
PR基本情報
カフェのみの利用可能
11:00-18:00 不定休
港区虎ノ門4丁目1−35 西久保ビル MAP
最寄駅:東京メトロ日比谷線神谷町駅4b出口徒歩6分
東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅 A1、A2出口徒歩8分
東京メトロ南北線六本木一丁目駅徒歩8分
*営業時間、定休日は変更になる可能性があります。
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TERRADA ART COMPLEX
天王洲にある寺田倉庫運営で現代美術のギャラリーが複数入居する倉庫をリノベーションしたTERRADA ART COMPLEX IIの1階に、2021年3月TERRADA ART COMPLEX CAFEがオープンしました。
TERRADA ART COMPLEXは、美術館ではないのでミュージアムカフェというカテゴリーに入れるには若干無理があるのですが、このカフェの設立趣旨に「天王洲を訪れるアートファンの憩いの場を目指し、日本を代表する現代アートギャラリーが入居する「TERRADA ART COMPLEX」 に併設いたしました」と書いてあったので、ミュージアムカフェの機能に近いため今回特集として取り上げました。
TERRADA ART COMPLEX CAFE
TERRADA ART COMPLEXIIの1階に屋内とテラス席とを併設したカフェです。元倉庫だったため、ここに入るギャラリースペース同様に天井が高くて気持ちの良い空間です。
天気がいい日は断然テラス席ですね。▼
スムージーなど種類豊富なドリンクメニューです。▼
ランチメニューは、ショーケースの中から好きなデリを4つ選ぶ”選べる4品のデリセット”1100円があります。ご飯は白米か十穀米からセレクトできます。そのほかにカレーランチもありました。▼
この日は、食事は済ませていたのでカフェラテをいただきました。▼
PR美術館ではありませんが、全てのギャラリーをくまなく鑑賞したら美術館級のボリュームになります。場合によってはそれ以上かも。
そんな時はこのカフェで一休みってのもありですね。
基本情報
TERRADA ART COMPLEX CAFE
カフェのみの利用可能
11時~19時 月休
品川区東品川1-32-8 MAP
最寄駅:東京臨海高速鉄道りんかい線天王洲アイル駅B 出口徒歩約 8 分
東京モノレール羽⽥空港線天王洲アイル駅中央口徒歩約 11 分
*営業時間、定休日は変更になる可能性があります。
今回取り上げたカフェはミュージアム・ギャラリーに併設はされているものの、独立したカフェなので、通常のカフェ利用の感覚で訪れることが着るのがいいですね。
ミュージアムカフェ巡り、または美術館巡りなどの参考にされば嬉しいです。
これまでの東京ミュージアムカフェ特集はこちらから▼