三島にある日本最長の大吊り橋スカイウォークに行ってきました。建築好きとしては、これも立派な建築ですからスルーするわけにはいきません。長い高い怖いきれいな大吊り橋でした。
PR全長400m!日本一長い歩行者専用吊橋
三島市笹原新田にあるこの大吊り橋は、歩行者専用全長400mの吊り橋です。吊り橋の上からは富士山をはじめ駿河湾や伊豆の山並みなど美しい景色が一望できるのです。
全長400m、高さは70m、主塔(吊橋のケーブルを両側で持ち上げるための塔)高さ44m、歩道幅1.6mです。歩道幅は車椅子がすれ違いできる幅を確保しています。
橋脚って通常はボルトや溶接部分がむき出しですが、この橋は観光用なので、そういうものが見えないデザインです。巨大なパーツを運び、全部現地で溶接して施工してあるんです。すごい。
PRグレーチング構造
三島スカイウォークでは、歩廊面の中央にオープングレーチングが設置されています。このような大きな人道吊橋は風によって揺れ易い構造物です。(だから怖い!)
小さな揺れは問題ありませんが、揺れが大きくなりすぎると橋の安全性に影響を及ぼ洲ので、ここでは、風の影響を受けないよう、風が通り抜け易いオープングレーチング構造が採用されています。
吊り橋の設計は、レインボーブリッジや明石海峡大橋、瀬戸大橋など名だたる橋を手掛けている橋梁分野の業界トップ長大が、施工も橋梁分野トップの川田工業が担当しました。
累計入場者数500万人突破
三島スカイウォークを運営しているのは、静岡県のパチンコ店フジコーという会社です。2015年12月に開業してから、新型コロナウィルスの影響があったものの2021年3月には累計500万人の入場者数を記録しました。
そもそもフジコーの社長が地元に恩返しをしたいという思いから、スカイウォークの建設が始まりました。当初は、この場所に観覧車や温泉という案もありましたが、体を動かして体験できるということから吊り橋になったそうです。
美しい眺望と橋を渡る体験
というのも、観光用の吊り橋というものはほとんどなかった事から、当時日本一長かった大分県の吊り橋が390mだったので、そこより10m長い400mの日本一長い吊り橋を作って、美しい眺望を眺めようということになりました。
地元の人は、富士山や駿河湾の美しい眺望は当たり前であることと、わざわざ眺めたりすることがないので、実はあまり気づいてないのではないだろうかという思いから、その美しい眺望を眺めながら橋を渡る体験ができるという施設ができたわけです。
PR怖い!でも綺麗!
実際に橋を渡っての感想ですが、400mって案外長い!そして、揺れる設計になっているので、結構揺れるんです。橋の上は揺れるし、風が強いし、高いし、思った以上に最初は怖くて腰がひけていました。
しかし、すっごい絶景なんです。駿河湾、富士山、伊豆山並み、中間地点を過ぎたくらいから、高さにも風にも慣れてきて(揺れにはなれなかったど)絶景を眺める余裕が出てきました。
せっかくここまで来たんだから、やっぱりこの眺望は堪能しないともったいないです。
この日は晴れてはいましたが、富士山の頭が雲で隠れていました。▼
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ロングジップスライド
橋を渡っていると時々横をシャーっと通り過ぎていく人がいます。何かというとロングジップスライドというアクティビティなんですね。見ている分には楽しそうなんだけれど実際には私はちょっと無理ですがチャレンジできる方は、やってみると面白いと思います。ロングジップスライドのゴール地点が橋から透けて見えています。▼
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渡ったら戻る
橋を渡ったら終わりではありません。当然ですが、また橋を渡って戻らないといけないわけです。怖くて、行きだけで、結構神経すり減りましたけれども、なんとか戻りました。人生で一番長く感じた400mです。揺れなければもうちょっと楽しめたと思うんだけれど。(泣)
PRカフェやショップ
三島スカイウォークは、大吊り橋だけなく、駐車場の周りにカフェやショップがいくつも並んでいます。中には新鮮野菜の販売があったりして、唆られました。長いエスカレータを登るとショップがあって、ここは天井からたくさんの花々が吊られていて映えスポットでした。▼
いちご大福を食べました。苺の酸味とアンコの甘味とお餅の柔らかさ、もうたまりませんね。▼
基本情報
9:00-17:00 無休 *天候などにより変更あり
入場料:大人1000円、中高生500円、小学生200円
静岡県三島市笹原新田313 MAP
私はクレマチスの丘にあるヴァンジ彫刻庭園美術館の帰りに立ち寄りました。すごく近いので一緒にいくのがおすすめです。