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なんだこれは!竹山聖設計 新宿瑠璃光院 白蓮華堂に行ってみた。


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それは突然現れる

新宿駅南口から徒歩3分ほど、それは突然現れるのです。こんなに駅の近くに、しかも乗降客数世界一でギネス認定されたあの新宿駅の近くにですよ。まずはそのシチュエーションにびっくりします。

千葉の閑静な住宅街に突然現れるホキ美術館にも驚きましたが、コチラはその逆でこんな街中にコレ?!っていう建物です。

新宿瑠璃光院入り口

その正体

で、まず気になるのはこれは一体なんなの?ってことです。ここ新宿瑠璃光院白蓮華堂ってなんと納骨堂なんです。いわゆるお墓ってことです。この不思議な建物は、本堂、如来堂、納骨堂、書院、寺務所、庫裏で構成されています。

建物の様子はこちらの動画で▼

室内墓地

ここは都内で唯一の室内墓地です。墓地というからにはお寺なわけです。白蓮華堂の運営・管理を担っているのは、岐阜市で500年続く無量寿山光明寺で、ここ新宿瑠璃光院は東京本院という位置付けです。京都で秋の紅葉が非常に美しく大人気のあの瑠璃光院は京都本院です。京都の瑠璃光院とは、ちょっと結びつかないのですが、れっきとした仲間です。

新宿駅から徒歩3分でお墓参りができたら便利ですね。現状お墓が遠くてなかなか行けないという方は多いでしょう。ここは浄土真宗ですが、宗派は問わないみたいです。

中は地下1階地上5階です。▼

新宿瑠璃光院見上げ

竹山聖設計

この建築の設計は竹山聖です。ホワイトコンクリートでできたこの巨大なワイングラス状の建物は、その名にある通り、白蓮華をイメージしています。しかし、実際に足を運んで感じたのは、可憐な白蓮華というよりは、手を合わせる合掌のポーズのように見えます。というのもここを訪れる人々は皆手を合わせて祈りを捧げているはずでしょうから。ここを訪れる目的を具現化した形が、両手を合わせているように見える、この形なのではないでしょうか。(勝手な憶測です)

側面にはランダムに配置された窓があり、巨大なコンクリートの塊に表情を付けています。▼

新宿瑠璃光院 サイドから

入り口と建物の間には結界として水盤があり、可愛らしい花が咲いていました。私の知っている蓮華の花に比べるとかなり小さいので、白蓮華の種類の何かでしょうか。詳しいことはわかりません。▼

結界

見学について

コロナ前は誰でも中に入ることができたようですが、現在は残念ながら中に入ることはできませんでした。以前は仏教行事の他にコンサートや禅定・薬膳粥、日曜仏教礼拝(読経・法話・座禅・写経)などの行事を開催していて、誰でも参加できたようです。コロナが終息して中に入ることができるようになったら再訪問して、中の見学もしたいと思います。

新宿瑠璃光院白蓮華堂

10:00〜17:00

東京都渋谷区代々木2丁目4番3電車JR「新宿駅」南口 徒歩3分
都営地下鉄大江戸線「新宿駅」A1出口 徒歩2分

長野県松本にある竹山聖建築の記事はこちらから▼

長野 松本建築巡り 松本城、旧開智学校、窪田空穂記念館、日本浮世絵博物館、安曇野ちひろ美術館などなど新旧15の建築をめぐる

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