金沢市にある金沢海みらい図書館へ行ってきました。
ここも金沢で訪問したかった場所の一つです。
設計はシーラカンスK&Hです。かなり話題になった図書館なので海外からわざわざ見学にきている方々も大勢いました。
まずは外観から見てみましょう。
ちょうど日没前、すなわち閉館時間ギリギリの訪問だったので、来館者は少なくなっていて見学にはよかったです。
ホールや集会室などの交流機能が複合した新しい地域コミュニティの核となる
金沢市4番目の図書館です。
ここは、数々の建築やデザイン関連の賞を受賞していることでも話題になっています。
2011年「金沢都市美文化賞」
2012年「世界で最も美しい公共図書館ベスト25」
2012年「グッドデザイン賞」
2013年「世界の素晴らしい公立図書館4館」
2013年「世界の近未来的図書館10」
2013年「日本図書館協会建築賞」
2014年「世界の魅力的な図書館ベスト20」
ザッと抜粋するだけでもこれだけの受賞歴がありますが、この他にも多数の賞を受賞しています。
6,000個もの円窓が建物に配置されていますが、この円窓の大きさは実はすべて同じ大きさではなく、20cm、25cm、30cmの3種類があります。
またこの円窓は建物の外側との内側とで大きさが違っており、
内側は38cm、41cm、44cmの3種類があり、
外側から見た場合よりも大きさに差が感じられないような設計になっています。
そして紫外線を和らげるための熱線吸収ガラス、網入りガラス、すりガラスなど様々な種類のものが使われ、円窓が位置する場所によって種類も変えられているのです。
それでは中の様子です。
本が集積された存在感のある場所として、約45mx45mの平面、高さ12mの空間を25本の柱が支え、
「パンチングウォール」が取り囲む単純な空間が広がります。ここが物凄い解放感で圧巻です。
「パンチングウォール」が取り囲む単純な空間が広がります。ここが物凄い解放感で圧巻です。
2012年には「世界で最も美しい公共図書館25選」
に選ばれたこの美しい空間は一見の価値ありです。
金沢の旅の一つの目的地としてぜひお勧めします。