9月30日に増上寺で行われる第34回薪能の事前講座「能の愉しみ」を聞いてきた。
この講座は薪能のチケットを購入した上で往復はがきで応募するという、かなり時間的余裕のある方しか参加できないシステムになっている。講座そのものは無料だがなかなかハードルの高いシステムをクリアして参加してきた。
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薪能 事前講座「能の愉しみ」:増上寺 |
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薪能 事前講座「能の愉しみ」:増上寺 |
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増上寺 |
参加者の年齢層はかなり高め。講座は9月30日に実際に能を舞う梅若万佐晴氏らによる講座だ。舞台も能の舞台になぞらえた設えになっていた。まずは演目の内容についての解説。当日は雲林院、文蔵、安達原の3つ。文蔵は狂言だ。狂言は素直に面白かったら声に出して笑っていいそうだ。能と能のあいだに狂言が入るのは真ん中でリラックスして、前後の能は真剣に鑑賞するという流れなのだろう。
実際に舞台で使用する能面を手にとってみれるよう客席にまわしてくれるという大サービス。年季の入った能面は思ったより軽く小さい。そしてその表情は確かに角度によって変化する。さらにかぶったときの視界は非常に狭い。
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薪能 事前講座「能の愉しみ」:増上寺 |
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薪能 事前講座「能の愉しみ」:増上寺 |
そして、9月30日に上演される安達原の一部も演じてくれた。演じる前に衣装についての解説と実演。
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薪能 事前講座「能の愉しみ」:増上寺 |
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薪能 事前講座「能の愉しみ」:増上寺 |
能については全くド素人なので、この講座を聞いた上で鑑賞するのと、そうでないのはだいぶ違うだろう。さぁ、9月30日の薪能が愉しみだ。このブログでもレポートしたいと思う。薪能は屋外の舞台なので9月30日晴れますように。
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薪能 事前講座「能の愉しみ」:増上寺 |
第34回増上寺 薪能
9月30日(土)17時半〜 増上寺境内にて
S席(完売)、A席(完売)
B席、自由席
前売り券は増上寺1階ロビーにて発売中