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「マツモト建築芸術祭2026 ADVANCE 第1弾 映像アート祭」が、2026年2月14日(土)から3月15日(日)まで、長野県松本市の松本市立博物館を舞台に開催されます。
本展では、国内外9組のトップアーティストによる映像作品を通じて、同一空間における「表現の対比と共鳴」という新たな視覚体験が提供されます。映像が建築空間そのものを作品化する、意欲的な試みに注目が集まります。

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芸術祭の歴史と進化

「マツモト建築芸術祭」は、2022年に松本の街に活気を取り戻すことを目指し、地元の有志によって立ち上げられました。国宝松本城や旧開智学校など、歴史ある名建築が息づく松本市を舞台に、アート作品を展示する「まちなか周遊型」の芸術祭として、多くの人々を魅了してきました。
初年度にはのべ6万5000人を動員し、今や松本の冬の風物詩として定着しています。4回目を迎える今年は、「マツモト建築芸術祭2026 ADVANCE」と銘打ち、2期に分けて開催されることになりました。今回の「映像アート祭」は、その第1弾として位置づけられています。


▲東アジア文化都市2026松本の一環として開催される本芸術祭のポスター

今回の「映像アート祭」は、「東アジア文化都市2026松本」のメインプログラムの一つにも選定されており、松本が国際的な文化交流のハブとなる重要な機会といえるでしょう。

映像作品が建築空間を作品化する試み

これまでの「マツモト建築芸術祭」は、松本の様々な名建築を巡りながらアートを楽しむスタイルが特徴でした。しかし、今回の「映像アート祭」では、あえて表現手法を「映像」に限定し、会場も松本市立博物館に集約するという大胆な転換が図られています。
芸術祭の総合ディレクターである、おおうちおさむ氏は、「同一条件のもとで作品を並置することで、作家それぞれが持つ表現の強度や視点、そして作品同士の差異と響き合いが、より鮮明に立ち現れる」と述べています。これは、映像という共通言語で、純粋に作品そのものの本質的な力に深く向き合うための「表現の対比と共鳴」という試みです。映像作品が松本市立博物館という建築空間に配置されることで、空間そのものが一つの作品として再構成される可能性を探る、とても挑戦的なアプローチが期待されます。


▲松本市立博物館を会場とする本展のポスター

参加アーティスト

この革新的な「映像アート祭」には、写真・映像・アニメーション・ドキュメンタリーなど、多様な表現領域で活躍する国内外9組のアーティストが参加します。同じ空間、同じ条件のもとで提示されるそれぞれの映像作品は、マツモト建築芸術祭の現在地を示すと同時に、2026年10月に予定されている第2弾(従来のまちなか周遊型)への想像力を大きく広げるものとなるでしょう。

参加アーティスト一覧(五十音順)

  • 石川直樹
  • 近藤聡乃
  • 佐藤雅晴
  • シシヤマザキ
  • 原田裕規
  • 本城直季
  • Emily Reekers & Eugene Arts(オランダ)
  • Johnson Cheng(中国/アメリカ)
  • Hui-song Son(韓国)


▲国内外9組のアーティストが参加する「映像アート祭」のポスター

開幕初日を彩るスペシャルイベント

作品鑑賞をより深く、多角的に楽しむための恒例企画「アーティストトーク」が、開幕初日に開催されます。総合ディレクターであるおおうちおさむ氏との率直なやりとりは、芸術祭の空気感を象徴するもうひとつの見どころとなるでしょう。

アーティストトーク Art&Peace vol.1

日時:2026年2月14日(土) 14:00~15:00
登壇者:アーティスト・シシヤマザキ × おおうちおさむ
内容:NHK連続テレビ小説「虎に翼」のオープニング映像を手がけたことでも注目を集めるシシヤマザキ氏が、自身の歌による作品やアニメーションの原点とも言える作品を上映します。多岐にわたる活動の裏側や現在の関心について、深く掘り下げられます。


▲水彩画風の手描きロトスコープアニメーションで知られるシシヤマザキ氏

アーティストトーク Art&Peace vol.2

日時:2026年2月14日(土) 18:30~20:00
登壇者:写真家・石川直樹 × おおうちおさむ
内容:人類学や民俗学にも関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら作品を発表し続ける石川直樹氏。今回は写真作品ではなく、エベレストやカンチェンジュンガ(2022)の登山の記録映像を上映します。写真家である彼があえて映像というメディアで提示する試みについて、作品の見どころとともに語られるトークは必聴です。


▲辺境の地を旅する写真家、石川直樹氏

アーティストトーク共通情報

会場:松本市立博物館 2階 図書情報室
参加費:無料(入退場自由・予約不要)
※「マツモト建築芸術祭2026 ADVANCE 第1弾 映像アート祭」の観覧チケットをお持ちの方(前売・当日いずれのチケットでも参加可)
※混雑時は入場制限を行う場合があります

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▲松本市内の風景

基本情報

会期:2026年2月14日(土) – 3月15日(日)
開館時間:9:30~16:30(最終入場 16:00)
休館日:火曜
料金:一般 1,100円/高校生 700円/中学生以下無料
会場:松本市立博物館 2階 特別展示室
住所:〒390-0874 長野県松本市大手3丁目2番21号
公式サイト:https://maaf.jp/
主催:マツモト建築芸術祭実行委員会
共催:東アジア文化都市2026松本市実行委員会
後援:松本市、松本市教育委員会、長野県
助成:公益財団法人 福武財団

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