このブログでもリニューアルした長野県立美術館 – 長野県立美術館・東山魁夷館(その1)と「つながる美術館」展 – 長野県立美術館・東山魁夷館(その2)で書きましたが、建築目的で訪問した長野県立美術館で開催されていたファッションブランドである Mame Kurogouchi (マメ クロゴウチ)の美術館では初となる展覧会を鑑賞しました。

黒河内真衣子
ファッションブランド「Mame Kurogouchi/マメクロゴウチ」を立ち上げたのは2010年。
ブランドの歴史はまだ浅いのですが、現在人気のデザイナーです。
特に2020年5月に販売を開始したユニクロとのコラボレーション「ユニクロ アンド マメ クロゴウチ(Uniqlo and Mame Kurogouchi)」は記憶に新しいところです。
なぜ、長野県立美術館のリニューアルオープンを飾る記念すべき展覧会の一つにMame Kurogouchi/マメクロゴウチの展覧会なのかというとデザイナーの黒河内真衣子が長野県出身だからです。
地方の美術館でご当地作家にばかりこだわるとリピーターが減るので要注意ですが、Mame Kurogouchi/マメクロゴウチは今、話題のファッションブランドなのでゴリ押し感少なめです。
実際、私の訪問時にもファッションの勉強をしている感じの学生の団体さんなどたくさんの人が鑑賞に訪れていました。

展覧会 10 MAME KUROGOUCHI
会場はExhibition Gallery3の1カ所です。会場内は撮影可能ですが、中央にある長細いのぞきの展示ケース内は撮影禁止です。
撮影禁止の展示ケースに何があるかというと、デザイナー黒河内真衣子自身のによるダイアリーです。アイディアの根源ともいうべきスケッチが詰まっています。

オリジナルのテキスタイルの展示▼

撮影した写真とメモ▼

ユニフォームデザイン
長野県立美術館スタッフのユニフォームも黒河内真衣子のデザインです。アールカッティングのドレスと、ダブルブレストのノーカラージャケットのセットアップで、深いブルーは美術館を取り囲む雄大な自然と、この地を愛した東山魁夷が描いた東山ブルーから着想を得ています。首元を飾るスカーフには、長野県の県花であるリンドウの濃紺の刺繍が施されています。訪れたらスタッフのユニフォームもチェックしてみてください。
10 Mame Kurogouchi
長野県立美術館 展示室3
2021年6月19日(土)~ 2021年8月15日(日)









