外装建材メーカーのケイミュー株式会社は、「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2025」の受賞作品を発表しました。
このアワードは、日本の建築デザインの価値を次世代へと繋ぐことを目的としています。
美しさ、新しさ、そして景観への配慮を兼ね備えた、未来へ繋がる建築の11作品が選出されています。
アワードの背景と審査員
ケイミュー株式会社が主催するこのアワードは、建築が私たちの暮らしや心を豊かにする重要な要素であるという考えに基づいています。
応募総数248点の中から、厳正な審査が行われました。
特筆すべきは、日本の建築界を牽引するトップランナーである藤本壮介氏、永山祐子氏、成瀬友梨氏が審査員を務めたことです。
審査基準は「建築デザインとしての美しさ・新しさが感じられること」と「街並みや景観に対して配慮された作品であること」とされています。
最優秀賞「アグリカレッジ福島」
栄えある最優秀賞には、辺見設計・C+A共同企業体様の「アグリカレッジ福島-アグリ探求棟・屋外作業準備棟・一般宿泊棟・学生寮-」が輝きました。
福島県西白河郡に位置するこの作品は、地域に根差し、未来のアグリ文化を育む施設として高く評価されています。

▲木材の傾斜した庇とコンクリートの壁が特徴的な現代的な日本建築です。広々とした中庭空間が形成され、自然素材と開放的なデザインが融合しています。
木材とコンクリートが織りなすモダンながらも温かみのある外観は、周囲の自然景観に見事に溶け込んでいます。
人々が集い、学び、語り合うコミュニティの核となるような建築といえるでしょう。
表彰式では、受賞者の赤松佳珠子様、大村真也様にトロフィーと表彰状が贈呈されました。

▲窓を背景に、受賞者がトロフィーと表彰状を手に記念撮影をしている様子です。
優秀賞作品の紹介
最優秀賞に続き、個性豊かな5つの作品が優秀賞に選出されました。
それぞれの建築が持つ個性や、地域との調和、新しい試みが注目されます。
みどりの会所アスロメディカルつくば営業所(茨城県つくば市)
株式会社TOASt様が手がけたこの建物は、「みどりと共生する会所」というコンセプトが魅力的です。
自然豊かな環境とモダンな建築が見事に融合している点が評価されました。

▲夕暮れ時にライトアップされたモダンな2階建ての建物です。大きな窓とガレージドアが特徴で、手前には広々とした駐車場が広がります。
TODA BUILDING(東京都中央区)
戸田建設株式会社様の「TODA BUILDING」は、都会の真ん中で新たな価値を生み出しています。
そのスタイリッシュな佇まいが、展示スペースの写真からも伺えます。

▲現代的なデザインの展示スペースです。コンクリートの壁には多くの額入り写真が飾られ、中央には建築模型が展示されています。洗練された空間構成が特徴です。
道の駅そらっと牧之原(静岡県牧之原市)
高橋茂弥建築設計事務所様、高池葉子建築設計事務所様の共同作品です。
道の駅という公共性の高い施設において、景観への配慮と新しさが評価されました。

▲現代的な波打つ屋根の建物と広い駐車場が特徴的な、日本の田園地帯の空撮です。周囲の自然と調和するデザインが印象的です。
脊梁のいえ(兵庫県川西市)
建築設計事務所SAI工房様の「脊梁のいえ」は、日本の伝統的な要素とモダンなデザインが融合した住宅建築です。
低く構えた屋根と大きな窓が、屋外との一体感を生み出しています。

▲木材とコンクリートで作られたモダンな日本の家屋です。大きなガラス戸と木製の柱が特徴で、緑豊かな庭とのつながりが感じられます。
SEN.RETREAT TAKIJIRI(和歌山県田辺市)
株式会社クル様、coil松村一輝建築設計事務所様の共同作品です。
山間に佇むレストランは、日常からの「RETREREAT(隠れ家)」という名にふさわしい、心安らぐ空間を予感させます。

▲緑豊かな山々に囲まれた、現代的なデザインの建物です。コンクリート打ちっぱなしの建物前には広々としたテラスがあり、自然と調和した静かな場所のようです。
特別賞・入選作品
上記以外にも、独創的なデザインと地域への配慮が光る特別賞2件、入選3件の作品が選出されています。
【特別賞】
* 株式会社カイトアーキテクツ一級建築士事務所様「中道のアトリエ」(大阪府大阪市)
* 株式会社空間建築-傳様「問屋町の社屋」(愛知県豊橋市)
【入選】
* 株式会社エキップ様「アドベンチャーバレー龍ケ崎(龍ケ崎市森林公園)管理棟」(茨城県龍ヶ崎市)
* T-Square Design Associates様「表表居」(栃木県宇都宮市)
* 行田興産株式会社様「豊中の家」(大阪府豊中市)
これらの特別賞・入選作品の詳細は、ケイミュー株式会社の特設サイトにて確認できます。
次回の「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2025」開催概要
未来の建築に挑戦したい方に向けて、次回の「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2025」の開催概要が発表されています。
応募期間:2025年7月31日 ケイミュー到着分まで
対象物件:ケイミュー商品(カタログ掲載品)を使用し、2024年8月1日~2025年7月31日までに完工した物件
審査基準:
* 建築デザインとして美しさ・新しさが感じられること。
* 街並みや景観に対して配慮された作品であること。
* 施工写真や設計要旨から総合的に判断し審査。
各賞:
* 最優秀賞1件:50万円
* 優秀賞5件:各20万円
* 特別賞2件:各10万円
* 入選3件:各5万円
ケイミュー商品を使った建築であれば、住宅から公共施設まで幅広いジャンルが対象となります。
詳細はケイミュー株式会社の特設サイトにてご確認ください。
基本情報
公式サイト:ケイミュー株式会社 特設サイト(URLの記載はありません)
今回の発表は、日本の建築デザインがどこへ向かおうとしているのか、その一端を垣間見せてくれたように感じます。
建築家の情熱と、建材メーカーの技術が融合して生まれる新たな価値に、これからも目が離せません。









