大人気の理由の一つは、谷口吉生が設計したその建築にあります。
エントランスの様子▼
この建物のすっきり感。入り口からして、ここは谷口吉生設計を感じることができます。
ですから、観光客の中でも、とりわけ建築好きの方の来館者が多いようです。
内部空間
玄関棟の受付で入場料を支払い内部回廊を通って展示棟へ向かいます。▼
展示棟は展示室と学習空間の2つの部屋がありますが撮影禁止なので写真はありません。
建築は、「玄関棟」「展示棟」「思索空間棟」を回廊で結ぶとともに、
「玄関の庭」「水鏡の庭」「露地の庭」によって構成されています。
この3つの棟と3つの庭からなる空間を回遊することによって、
来館者それぞれが鈴木大拙について知り、学び、そして考えることが意図されています。
水鏡の庭
この建築の最大の見どころはこの水鏡の庭です。
こちらが水鏡の庭に囲まれた思索空間棟です▼
内部から水鏡の庭を見る▼
建物と水盤と緑。これ以上ない静かな空間です。ここには特に展示品はありません。
もう、言葉は入りません。完璧な空間です▼
朝、昼、夜の光と、晴天、曇天、雨天の表情全てを見てみたいと思わせる空間です。
とにかくずっと居られる。
青空と枝垂れ柳の美しいリフレクション▼
この穴の先に「露地の庭」があります。▼
露地の庭の様子▼
ため息が出るようないい空間でした。
相互割引制度
実は鈴木大拙館と石川県立西田幾多郎記念哲学館(安藤忠雄設計)との
相互割引があります。
なんとどちらかの1ヶ月以内に訪問した半券を持参すれば片方が無料なのです。
これは鈴木大拙と西田幾多郎が同級生だったから?!
どういう理由にせよ嬉しいですね。
私は西田幾多郎記念館に1ヶ月以内に訪問していたので
無料で鈴木大拙館に入ることができました。
1ヶ月以内に両方訪れる予定の方は半券を無くさないように取っておきましょう。