大阪府池田市の逸翁美術館にて、2026年4月18日(土)から「和モダン大阪─日本画コレクション」が開催されます。阪急阪神東宝グループの創業者である小林一三が蒐集したコレクションから、近代大阪で愛されたモダンなセンスの日本画が展示されます。
本展では、当時の人々が絵画を楽しんだ3つのシーンが再現され、関連イベントとして講演会や呈茶も企画されており、多角的に日本画の世界を堪能できるでしょう。
近代大阪を彩った日本画の世界
本展では、阪急阪神東宝グループの創業者、小林一三が蒐集した選りすぐりの作品が公開されます。
当時の大阪の人々は、伝統的な日本画にどこかひねりのあるモダンなセンスを求めていたといわれています。ビジネスの最前線で活躍しながらも、生活の中でこうした遊び心のあるアートを身近に楽しんでいた、近代大阪の人々の暮らしぶりが目に浮かぶようです。

▲近代大阪の美意識を伝える「和モダン大阪─日本画コレクション」展のポスター
3つのシーンで体感する絵画の楽しみ方
今回の展示では、当時の人々が絵画を愛でたであろう3つのシーンを再現している点が特筆すべきです。それぞれのシーンから、当時の文化や人々の心が感じられます。
シーン1:おもてなしの心
お座敷の床の間に飾られ、お客様を迎えた季節感あふれる作品からは、優しいおもてなしの心が伝わってきます。
シーン2:文化人の心意気
詩や歌とともに楽しまれた文人画や俳画は、文化を担った大阪の人々の知的な一面を垣間見せてくれるでしょう。
シーン3:交遊の場の賑わい
茶会や宴会を華やかに盛り上げた作品たちは、絵の中から楽しそうな声が聞こえてきそうな賑やかさがあります。

▲展示される作品の一部。当時の人々の暮らしに寄り添った、味わい深い日本画が揃います。
講演会と呈茶で深まる鑑賞体験
展覧会をさらに楽しむための関連イベントも充実しています。より深く作品世界に触れる機会となるでしょう。
講演会・鑑賞講座
大阪大学名誉教授の橋爪節也氏による講演会や、担当学芸員による鑑賞講座が開催されます。どちらも展覧会の当日観覧券があれば無料で参加できますが、事前の申し込みが必要です。
- 講演会「こんなに面白い近代大阪の日本画家たち」: 2026年5月16日(土)14時~
- 鑑賞講座「和モダン大阪 ─日本画の知的ユーモア」: 2026年6月6日(土)14時~
申し込みは公式サイトのWebフォームから受け付けられています。気になる方は早めにチェックされることをお勧めします。

▲講演会・鑑賞講座のWebフォームへのQRコード
茶室「即心庵」での呈茶
館内には、小林一三が考案した茶室を再現した「即心庵(そくしんあん)」があります。展覧会期間中の日曜日には、薄茶と和菓子をいただける「呈茶(ていちゃ)」が実施されます。
椅子席で気軽にお茶を楽しめるため、アート鑑賞の合間にほっと一息つく時間としても最適です。料金は一服500円で、チケットは当日受付での販売(先着順)となっています。
参加方法・アクセス情報
講演会・鑑賞講座は事前申し込みが必要であり、呈茶は当日受付(先着順)です。観覧料は一般700円、学生(高校生以上)500円、中学生以下は無料となっています。阪急宝塚線池田駅から徒歩約10分と、アクセスしやすい立地です。
基本情報
会期:2026年4月18日(土) – 6月14日(日)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日(ただし5月4日は開館、5月7日は休館)
料金:一般: 700円、学生(高校生以上): 500円、中学生以下: 無料
会場:逸翁美術館
住所:大阪府池田市栄本町12-27
アクセス:阪急宝塚線 池田駅下車 徒歩約10分
公式サイト:https://www.hankyu-bunka.or.jp/









