東京の名建築
BSテレ東の「名建築で昼食を」でもとりあげられた自由学園明日館。
ここは言わずもがなのフランク・ロイド・ライトの建築です。
明日館へ
自由学園明日館の前の道路の「とまれ」が舗装のタイルと馴染んでいて面白いのです。
ここからすでに明日館が始まっていると言ってもいいのかもしれません。▼
外観
とにかく、明日館と言えば外からも中からもこの窓ですよね。で、この窓の直線的なデザインがこの建物の全てのデザインに踏襲されています。▼
竣工
1921年に竣工したこの建築は自由学園の創立者である羽仁進・もと子夫妻の依頼により当時帝国ホテルの設計で来日していたフランク・ロイド・ライトによって設計されました。
遠藤新
羽仁夫妻にライトを紹介したのは、夫妻の友人であり、帝国ホテル設計でライトの助手をしていた遠藤新です。
見学
現在は重要文化財に指定され、様々なイベントや結婚式などが行われています。そして、見学をすることも可能です。見学日は時間や日にちが設定されているので公式HPで確認してから訪問してください。▼
内観
それでは中へ入ってみましょう。▼
どこを切り取っても絵になるんです
ダウンライトの開口部でさえ美しい▼
ホール
もうここはなんと言ってもこの窓です▼
そして窓に向かって右側には壁の中から改修時に発見された壁画があります。▼
過ぎ去った年月の痕跡を感じる床▼
食堂
ライトが設計した時点ではこの中央のメインフロアのみでした。▼
遠藤新設計
北、東、西の3つの小部屋は後に手狭になったため、遠藤新が1923~24年にかけて増築しました。
喫茶
見学をするとこの食堂でお茶とお菓子が頂けます。▼
講堂
明日館の向かい側に講堂があります。こちらは遠藤新の設計です。▼
ここでは様々な催しが開催されています。何もなければこちらも見学することが可能です▼
図面
避難経路図ですが全体図面をご覧ください▼
婦人之友社
講堂の隣にあります。こちらは遠藤新の御子息である遠藤楽の設計なので窓の意匠などとても似た雰囲気です。明日館に行かれたらせっかくですからこちらも注目してみてください。
自由学園明日館
東京都豊島区西池袋2-31-3
見学、建築ガイドなどあり詳細はHPで