金沢市内にある柳宗理デザイン研究所へ行ってきました。
ここは柳宗理が長年教鞭をとった金沢美術工芸大学に2012年3月、作品をはじめとするデザイン資料約7000点を《財団法人柳工業デザイン研究会》から寄託され、それら寄託資料を展示するために金沢美術工芸大学が設立した施設です。
ビルの1Fにギャラリーはあります。外観はこんな感じです。▼
エントランスを入ると正面に柳宗理デザインの美しいバス停シェルター、
その美しさから通称「カモメシェルター」
と呼ばれているデザインのシルエットがお出迎えしてくれます。▼
柳宗理で最も有名なのはこのバタフライスツールでしょうね。
柳宗理のアイコンとも言える天道木工のバタフライスツールと
本人のポートレイトが並びます。▼
柳宗理は(やなぎそうり)は民藝運動を牽引した柳宗悦の長男であり、
日本のインダストリアルデザインの第一人者、
そして、日本を代表する工業デザイナーです。
中へ入っていくと柳デザインでモデルルームのような空間が広がっています。
柳宗理のものだけで暮らしていけるってことだなぁと関心しました。
食器や家具、調理器具など暮らしをデザインした柳宗理の世界観が堪能できます。
テーブルセットがとても素敵です。
私も全部揃えたい!▼
鍋やヤカンなどくらいに関わる様々なデザインをされていますね。
調理器具はこうやって並べると美しい▼
今でも見かけるこの洗面台のデザインも柳宗理なんですね▼
エレファントスツールもブラック&ホワイトで仲良く並んでいます。▼
ギャラリーはとても広々空間です。
気になったのがこの和紙のペンダント照明が斜めだったこと。▼
ギャラリーの奥にはなんと泉鏡花記念館の入り口があります。
柳宗理の世界観に浸れる静かな空間です。
これだけ色々揃っていて無料だなんて嬉しいですね。
私が訪れたのは休日でしたが、誰もいませんでした。
まだまだ知られていないのかもしれません。
場所は百万石通りの橋場交差点の手前で泉鏡花記念館の隣です。
柳宗理デザイン研究所
石川県金沢市尾張町2丁目12番1号
9時から17時 月曜休
入場無料