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建築の神様からの贈り物

建築の神様からの贈り物 vol.5 & vol.24 隈研吾 設計 瑞聖寺庫裡
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江戸時代に隠元和尚から伝えられた禅宗の一派、黄檗宗の東京のメイン寺院、瑞聖寺の庫裡の再建。設計を担当したのはあの隈研吾。

庫裡とは寺内の時食を調える、つまり台所のことを指す。しかし、現代ではその多くは僧侶の居住する場所をいうことが多い。ということはここに居住している人がいるということだ。

南側にはコの字型の回廊があり、地域の人々に開かれている。すなわちこの回廊には誰でも入ることができるのだ。

このコの字型の回廊の中心は水盤になっている。水盤の中央に浮かぶ舞台は、地域の様々なイベントやパフォーマンスが開催されることを想定して作られている。実際にここで何かが行われたことがあるのかどうかは不明。

建築は、最小限の鉄骨と木製のジョイストで支えられており、木製のルーバーと組み合わさって、黄檗宗寺院らしい幾何学的なリズムを奏でている。

この瑞聖寺庫裡、以前どんな様子だったのかを残念ながら知らない。というのも隈研吾が設計を手掛けて初めてその存在を知ったからだ。それからは季節を変えて何度も訪れている。

いつ行ってもみられるわけではないが、水盤の水面の揺らぎがルーバーの庇に反射して、とんでもなく美しい光景に出会したことがある。これこそが建築の神様からの贈り物だ。何度も訪れているが、この美しい光景をみられたのは、まだ一度きりだ。今度はわざと狙って訪問したいと思っている。

しかし、建築の神様からの贈り物だから、狙って行って思ったような光景に出会えるかどうかはわからない。

瑞聖寺の詳細▼

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