竹中工務店東京本店1階に併設されている「Gallery A4/ギャラリーエークワッド」。
”建築・愉しむ” をコンセプトに建築の専門家だけでなく一般の建築ファン、建築好きでも愉しめるギャラリーです。
今回は日本の建築文化をアメリカに伝えた建築家の吉村順三にスポットライトを当てた展覧会《建築家・吉村順三の眼(まなざし) ーアメリカと日本ー》を鑑賞に訪問し、また最近オープンした複合施設「Toyocho green+(東陽町ぐりんたす)」のカフェも併せて訪問してみました。
▲色とりどりのガラスがモダンな印象を与える竹中工務店本社ビルのファサード。
こうした外観だけでなく内部も斬新な構造でさすがスーパーゼネコンの本社です
PRGALLERY A4
この東京本店社屋の1階に併設されているギャラリースペースが「GALLERY A4」です。
しかしながら、企業の運営のスペースなので、土曜は開館していますが、日曜祝日は閉館しています。
▲ギャラリーは本社ビル内ですが敷地に入るのは自由。入館手続きなどは不要です。
▲ビルの前庭にはパブリックアート。
スーパーゼネコンのギャラリーだけあって、過去にはアルヴァ・アアルトやイームズハウスの展覧会を開催しています。ただし、建築だけでなく川俣正や石川直樹の展覧会も開催しており、常に眼が離せないギャラリーのひとつです。
私は東京都現代美術館とセットで巡ることが多いです。
建築家・吉村順三の眼(まなざし) ーアメリカと日本ー
この展覧会は第二次世界大戦をはさんで日本とアメリカを行き来し、日本の建築文化をアメリカに伝えた建築家、吉村順三の生涯、日米をまたぐ人脈、そして建築作品をスケッチや写真、映像などを交えて紹介するもの。
コンパクトながら濃密な展示で、改めて吉村順三の業績を再確認できるものでした。
▲ただほとんどのエリアは写真撮影禁止でした。
MoMAの中庭に建設された「松風荘」やニューヨークのジャパン・ソサエティーとの関係など興味深い展示ばかりですし、映像も多いのできちんと見ると1時間コースです。
また、展示内容をまとめた冊子がたったの500円で販売されています。充実の冊子がこの値段ですから、買わない選択肢はありません。おすすめです。
今回は写真撮影禁止でしたが、過去には撮影できる展覧会もありました▼
ここまできたら一緒に訪れたい美術館▼
基本情報
GALLERY A4
2023年12月22日(水) ~ 2024年3月28日(木) 10:00~18:00 土と最終日 〜17:00 2月13日(火)と3月6日(水) 〜20:30 日祝休 入場無料 江東区新砂1-1-1 竹中工務店東京本店1F MAP |
goodcoffee 東陽町 by goodroom
これまでだとA4で展覧会を見たら後は帰るだけだったのですが、今はA4のすぐ近くに「goodcoffee 東陽町 by goodroom2」というカフェがオープンしたので、そこでひと休みすることができるようになりました。
2023年11月にそれまで竹中工務店技術開発部だった施設が「Toyocho green+(東陽町ぐりんたす)」というコワーキングスペースなどを併設する複合施設に生まれ変わり、その一部にカフェができて地元の方をはじめ、一般でも利用可能です。
当然ですが、設計・施工は竹中工務店です。
▲ウッディーで三角形(トライアングル)をモチーフにしたカフェの店舗。ギャラリーがクアッドなのでカフェはトライアングルという洒落なのでしょう。
ここに学芸大学のカフェgoodcoffeeに東陽町店が入っています。
▲道路側から見ても三角形、奥の施設側から見ても三角形。
もちろん店内も三角形。
▲屋根もやはり三角形でスラントしているので横から見ても三角形。
▲店内もウッディーで、やはり三角形のモチーフが目立ちます。花模様の網戸が珍しい!
テーブルやベンチ席、カウンター席など意外と客席も多く、おひとり様からグループでの利用も可能です。
地元の方から竹中工務店関係のビジネスパーソン、ギャラリー帰りの人たちなど、多くの人で賑わっています。
▲今回はドリップコーヒー、400円をオーダー。
▲これがメニューです。ドリップコーヒーが400円と比較的安価なのもうれしいです。
またトーストなどの軽食にケーキ等のスイーツもある本格的なカフェです。
これからはA4(エークアッド)の展覧会帰りはこのgoodcoffeeでひと休みというのが定番コースになりそうです。
goodcoffee 基本情報
goofcoffee 東陽町 by goodroom
年中無休 江東区新砂2-5-14 「Toyocho green+」1F MAP |