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札幌のこだわりの 宿 COQ hotel(コキュウ)で過ごす特別な時間をご紹介


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北海道は札幌にあるホテルとレストランとショップがひとつになった複合施設COQ SAPPORO(コキュウサッポロ)で、とってもスペシャルな時間を過ごして来ました。

都会の喧騒から離れて、自然豊かな場所で過ごしたい方、普通のホテルでは味わえないこだわりのホテルで過ごしたい方、旅先でも暮らすように過ごしたい方、ワンランク上の上質な場所で上質な時間を過ごしたい方におすすめです。

札幌リピーターの方はもちろんのこと、札幌初訪問の方でも大満足の1組限定のハイクオリティな宿です。

私自身8年ぶりの札幌でしたが、充実の時間を過ごすことができました。すでに、また訪れたくなっているくらいです。

COQ SAPPORO
1階にCOQ shopとCOQ restaurant、2階がCOQ hotel / COQ SAPPORO  写真:建築とアートを巡る
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COQ SAPPOROとは

COQ SAPPORO(コキュウ サッポロ)のCOQとは、そのまま”呼吸”を意味しています。「クリエイションを呼吸する場所」をコンセプトにオーナーでありテキスタイルデザイナーでアートディレクターの梶原加奈子さんが故郷でもある札幌市に2017年に立ち上げました。

その構成は、COQ Shop、COQ restaurant、COQ hotelで、アートディレクター梶原加奈子さんの世界観を衣食住で体感できる特別な場所です。

COQ SAPPORO 写真:建築とアートを巡る
COQ hotelの美しい朝日 /COQ SAPPORO  写真:建築とアートを巡る

揺蕩う絵画 テキスタイル

テキスタイルデザイナーの梶原加奈子さんがプロデュースするCOQの宿泊施設COQ hotelは、広々としたワンルームで高級家電と上質な家具に囲まれた特別な空間です。

しかし、特筆すべきはGAGGENAU(ガゲナウ)やFRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)だけではなく、こだわりのファブリックの数々です。

 COQ SAPPORO 写真:建築とアートを巡る
リネンは「Nokton/ノクトン」、シーツ類は幻のコットン「ラグジッグ」を使用している /COQ SAPPORO  写真:建築とアートを巡る

カーテンや間仕切りとしてふんだんに使われているのは世界一薄いと言われるオーガンジーや和紙を使った珍しい布など他では見ることのできないオリジナルファブリックの数々です。

それらは風を受けて漂い、光を受けて煌めき、季節や時間によって様々な表情を見せてくれます。

その様子はまるで「揺蕩う絵画」あるいは「漂う絵画」です。

 COQ SAPPORO 写真:建築とアートを巡る
世界一薄いオーガンジーに描かれているのはデザイナーによる水彩画 / COQ SAPPORO  写真:建築とアートを巡る

時間や光によって揺蕩う絵画が見せる表情の変化を体験できるのは宿泊してこそです。

自然に溶け込む 建築

旅先の宿で重要な要素の一つとなるのは建築です。

COQ SAPPOROの建築は北海道に事務所を構える建築家鈴木理(すずきまこと)さんによるものです。

 COQ SAPPORO 写真:建築とアートを巡る
螺旋階段は階下からの照明で浮かび上がるように見える。階段周りのテキスタイルも粉雪が舞い散るようで素敵 / COQ SAPPORO  写真:建築とアートを巡る

鈴木理さんは、イサム・ノグチのモエレ沼公園を手がけた丹下健三都市建築設計研究所出身の川村純一さん主宰のアーキテクトファイブに在籍し、その後独立された建築家です。

その建築はCOQ SAPPOROが建つ雑木林の自然に溶け込むように設計されており、決して主張しすぎず、場に馴染む佇まいをみせています。

 COQ SAPPORO 写真:建築とアートを巡る
木々と呼応するように建つCOQの建築は大きな窓が開放的 / COQ SAPPORO  写真:建築とアートを巡る

1組限定

まるで暮らすように過ごせるCOQ hotelは1組限定の知る人ぞ知る宿です。

完全貸切空間なので、まるで別荘に来たかのような時間を過ごす事ができます。

 COQ SAPPORO 写真:建築とアートを巡る
フリッツ・ハンセンのアルネ・ヤコブセンデザインのグランプリチェアに座って / COQ SAPPORO  写真:建築とアートを巡る

GAGGENAUの家電が装備されたとっても立派なキッチンがあるので、自分で料理をする事も可能です。

 COQ SAPPORO 写真:建築とアートを巡る
美しいシチュエーションのジャグジー / COQ SAPPORO  写真:建築とアートを巡る

そして、お風呂はなんとジャグジー付き!

リッチなお風呂の大きな窓の先には豊かな自然に囲まれたバルコニーが。新緑や紅葉の季節はさらに美しさが増すことでしょう。

朝、早起きしてパジャマのままで森林浴を楽しむ!なんて事もできちゃうんです。

旅先の宿では朝、早起きして朝焼けを眺めたり、朝日を浴びて過ごすのが私のルーティンですが、ここもまた特別な朝の時間を過ごすことができました。

 COQ SAPPORO 写真:建築とアートを巡る
バルコニーに出ると札幌軟石の石壁とその下を流れる真駒内川のせせらぎが聞こえる / COQ SAPPORO  写真:建築とアートを巡る
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物語を紡ぐフレンチ

一階にはテキスタイルのショップCOQ Shopがあり、オリジナルテキスタイルのアパレルやグッズを購入する事ができます。

その奥にあるのがCOQ retaurant。

 COQ SAPPORO 写真:建築とアートを巡る
中村シェフの料理は一皿一皿が物語を紡ぐようなフレンチ。美しくて美味!  / COQ SAPPORO 写真:建築とアートを巡る

フレンチをベースとした見て美しく、食べて美味しいコース料理を頂くことができます。

 / COQ SAPPORO 写真:建築とアートを巡る
絵画のような一皿! / COQ SAPPORO 写真:建築とアートを巡る

中村俊介シェフが一皿一皿心を込めて作る料理は、時に想像の斜め上をいく食材の組み合わせだったり、鮮やかな色彩に驚かされたり、まるでひとつの物語を読み進めていくかのようです。

マッシュルームと無花果のマリアージュしたムースのようなスープのような一皿の美味しさは忘れられません。

マナガツオは真っ赤なお皿に九条ネギの緑のソースが目にも眩しいくらいの色彩でした。もちろん味も最高。

ジビエの蝦夷鹿は、全く臭みがなくて本当に美味しかった!ジビエに二の足を踏んでる人に食べてもらいたい!世界が変わります。ジビエの扉が開きます。

 COQ SAPPORO 写真:建築とアートを巡る
1日の始まりは美味しい朝食から  / COQ SAPPORO 写真:建築とアートを巡る

早起きした朝、いただいた朝食はなんと!和食。これがまた美味しくて感動的でした。シェフ手作りの味噌でつくった味噌汁の美味しさは格別。

せっかくCOQに宿泊するのなら、夕食と朝食はCOQ restaurantのオリジナルメニューを頂くのがオススメです。

レストランだけの利用も可能ですが、前日までの完全予約制です。

唯一無二の宿

真駒内のさらに南で札幌の中心部からは車で30分ちょっと。喧騒を逃れた静かなエリアなので気持ち的にはリゾート地にあるお洒落なホテルを独り占めしているかのようです。実際に独り占めなんです。

広々とした部屋にはBang & Olufsen(バングアンドオルフセン)のBEOPLAY A9はありますがテレビはありません。(Wi-Fiあり)。

COQ SAPPORO 写真:建築とアートを巡る
ノルウェーのEkornes/エコーネスのストレスレスチェアでリラックス サイドテーブルはアイリーン・グレイ / COQ SAPPORO 写真:建築とアートを巡る

テレビがない代わりに高級なオーディオがあるというのは直島のベネッセハウスと同じで、お気に入りのサウンドを流しながら読書したり物思いに耽ったりと観光ホテルやビジネスホテルでは絶対に過ごせない至福の時間を過ごす事ができます。

そう、ここは豊かな自然と向き合い、上質な家具家電と絵画のようなこだわりのファブリックに囲まれて、美しくて美味しい料理に舌鼓を打ち、日常では味わえない特別な時間を堪能するための空間なのです。

また、大きなテーブルとWi-Fiがあり、いざとなれば30分で札幌へ出られるという環境はワーケーションの拠点としてもピッタリかもしれません。

ちなみに、実は雑木林と反対側には北海道のコンビニエンスストア”セイコーマート”があるので、都会暮らしに慣れた人でも大丈夫。ちょっとした買い物に困ることはありません。

基本情報

COQ SAPPORO


月・第3火定休

COQ hotel :チェックイン15:00、チェックアウト11:00

COQ restaurant :1日4組限定、前日までの完全予約制

COQ Shop :11:00 – 18:30

北海道札幌市南区常盤5条1丁目1−23 MAP

アクセス:新千歳空港駅→(JR 37分)→札幌駅→(南北線地下鉄 17分)→真駒内駅→(中央バス 16分)→常盤6条2丁目→(徒歩2分)→COQ

車の場合:札幌市内中心部より国道453号(札幌支笏湖線)約30分 駐車場有

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